20260316
2月21日(土)、22日(日)2日間にわたって、認定NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会主催の「市民の参加と協働を進めるコーディネーション研究集会」が至学館大学(愛知県大府市)にて開催され、学生3名と一緒に参加しました。毎年、実行委員会形式での開催なので、主催者側も参加者もボランティアで一緒に作り上げるオープンな雰囲気が魅力です。参加者は全国から150名を超え、ボランティアコーディネートを仕事とする社会福祉協議会の職員、大学ボランティアセンターコーディネーター、NPO・NGO等の市民団体と多岐にわたります。
1日目 全体会「『不易流行』~ボランティア・市民活動の継承と進化を展望する
~活動のカタチが多様化する時代のコーディネーターの役割とは~
分科会「地域と学生を対等につなぐボランティアコーディネーション」
「災害ボランティアセンターの運営を組織とネットワークの力で支える」
「災害時こそ試される地域力!」
「外国人は、支援される側?する側? みんなでボランティア!」
「団体運営の“担い手不足”問題」
「地域をつなぐプラットフォームのかけ算・ひき算」
「協同組合と連携した地域のささえあいのこれから」
「「コーディネーター」×「新聞報道」=ソーシャルアクション!」
2日目 分科会「“ボランティアさん”から仲間へ」
「『共感力』を高めて『受援力』を引き出すコーディネーションとは?」
「未来へつなぐ、若者のチカラ」
「現役世代&リタイア世代を巻き込みたい!」
「新たな「参加」と「つながり」をコーディネート~図書館を拠点とした連携の可能性を探る~」
「わたしたちは、誰の何をコーディネートするのか?」
「アジパラがやってくる! 関わりたい! パラスポーツの未来」
「2回目の「ボランティア国際年」! あなたはどう取り組む?」
人と人、人とモノ(社会資源)、人と社会をつなげながら、生活レベル・地域社会レベル・国レベル・世界レベルでのさまざまな課題に取り組むための場を作るボランティアコーディネーションは、大変幅広い分野を網羅しています。一方で「ボランティア」という言葉には依然として「奉仕、やってあげる」というイメージや、立場による上限関係が内在していたりするので、いかに「対等」な関係性を築くかは常にテーマになります。近年では在住外国人との関わりに関連するテーマやAIの活用のテーマなども増えました。「ボランティア」という言葉が社会連携や市民参加といった言葉に置き換えられることも出てきましたが、その中でボランティアの持つ市民の「主体的な」参画(働き)という価値は変わらないというメッセ―ジが研究集会全体を通じて終始確認されました。


以下、参加した学生の感想を紹介いたします。
全国ボランティアコーディネーター研究集会(JVCC)に参加させていただいて、非常に貴重な体験を多く得ることができました。まずは、幅広い色々な分野のコーディネーターさんたちとコミュニケーションが取れました。その方たちの貴重なお話や経験を書かせていただき、たくさん勉強になりました。また、コーディネーターたちの中で若者の方たちもいらっしゃって、コーディネーターをやるうえで、失敗した経験やそれをどう言う風に乗りこえるのかなども聞く機会がありました。さらに、今後のボランティア活動はどうなるべきかについても非常に大きな課題として自分たちの意見を言う上で、他の方たちの意見も聞かせていただきました。とても、良い体験になりました。ありがとうございました。(国際交流学科3年)
1日目は外国人支援に関するもの、2日目はボランティアコーディネーターについての分科会に参加しました。私は地域の外国にルーツがある子供たちに日本語を教える活動をしています。その際、子供たちがなかなか勉強に集中できず遊びばかりになってしまうことが悩みでした。悩みを分科会に参加された皆さんに共有したところ、足かけ教材というのがあることを知りました。子供たちの興味関心のある分野に勉強を繋げ、楽しく学ぶようにする工夫が必要であると学びました。今後も子供たちの人生をさらに豊かにする学びを提供していきたいです。
2日目の分科会では、ボランティアコーディネーターがどのような仕事なのか、またどのようなことに悩んでいるのかを学ぶことができました。ボランティアについて違った視点から見ることができたので、とても勉強になりました。ボランティアに関わる様々な社会人の方にお会いできたことも、自分にとって大きな刺激になりました。今回参加できた貴重な機会を、大学の学びにも活かしていきたいと思います。(国際交流学科1年)
私が参加した分科会は、2月21日(土)のA-4「外国人は、支援される側?する側?みんなでボランティア!~壁を取り払いともに支えあう社会を目指して~」と、2月22日(日)のB-5「新たな『参加』と『つながり』をコーディネート~図書館を拠点とした連携の可能性を探る~」です。私がこれらの分科会を選んだ理由は、今後のボランティア活動の計画を考えることに加え、自分の将来や卒業論文のテーマと関わりが深い内容だと感じたからです。
JVCC2026は学生同士の集まりではなく、実際にボランティアコーディネーターとして現場で活動している方々が参加する貴重な機会でした。そのため、学生の立場だけではなく、実際の支援や地域づくりに関わっている方々の意見を直接聞くことができ、とても勉強になりました。
分科会を通して、これからの日本では外国人がさらに増えていく一方で、外国人排斥の問題や、外国人に一方的な同化を求める問題がまだ残っていることを改めて感じました。そのような中で、外国人と地域住民とのつながりをつくることは、課題解決の第一歩になるのではないかと学びました。
今回の参加を通して、支援とは一方通行のものではなく、互いに関わり合いながら支え合うことが大切だと考えるようになりました。今後は今回の学びを生かし、自分自身のボランティア活動や卒業論文にもつなげていきたいです。(国際交流学科3年)
-scaled.jpg)

【参考】
2026年は「持続可能な開発のためのボランティア国際年」となっています。2001年の国際ボランティア年の際には、日本も提案国に名を連ねましたが、今回はSDGs最終年度である2030年に向けての動きの一環として設定されました。
国連ボランティア計画 https://unv.or.jp/news/3562/
ボランティアセンター