20260306
本写真展は、2024年度よりジェンダースタディーズセンターが継続して取り組んでいる企画です。2025年度は、12月9日から18日まで本学緑園キャンパス図書館にて学内向けに開催し、さらに2026年2月9日から15日までアートギャラリー・アウルにて一般公開いたしました。一般公開の展示には、約90名の方にご来場いただきました。
企画者であるGem(ジェンダースタディーズセンター)学生スタッフは、次のように企画意図を語っています。
「本学キャンパスに在籍するフェリス生は多様であり、ひとりひとりにそれぞれの『ふつう』があります。『あなたも素敵、私も素敵』と認め合う空気にはあたたかさがあります。そのあたたかさを共有できる空間をつくりたいとの思いから、『『ふつう』の女子大生展』は企画されました。企画・運営、撮影、被写体に至るまで、フェリス生が担いました。」
被写体となった学生たちは、セクシュアリティやルッキズム、サークル活動、進路など、それぞれにエピソードを有しています。撮影者は、対話形式のインタビューを通して、その思いを丁寧に引き出し、写真とともにエピソードパネルとして展示しました。写真およびパネルの内容は、撮影者兼インタビュアーが、一方的に決定するのではなく、「被写体が希望するかたち」を尊重しながら、幾度もやり取りを重ねて完成させました。来場者が写真を見るだけでなく、言葉にもじっくりと向き合えるよう、ケアのまなざしに満ちたあたたかな空間づくりが目指されました。
会場には、来場者が感想を書き込み、共有できる仕組みも設けられました。寄せられた感想には、共感や賛同に加え、自身の経験の共有や「力づけられた」といった声も見られ、本写真展が企画者、被写体、そして来場者によってともに築かれていることが伺えました。
企画学生が掲げた「新しい価値観を受け入れること、自分らしさを失わなくてもよいことを伝えたい。そして展示を通して前向きに明日を生きる力を届けたい」という思いは、関わったすべての人々に届いたのではないでしょうか。


【企画概要】
期間:2026年2月9日(月)~2月15日(日)
会場:アート・ギャラリー アウル(JR石川町駅より徒歩5分/山手イタリア山庭園前)
所在地:神奈川県横浜市中区石川町1-54-5
URL:https://gallery-owl-yamate.com/
【開催目的】
展示は、「女子大生」というイメージに結びつきがちなステレオタイプから一歩離れ、学生一人ひとりの等身大の姿=「ふつう(リアル)」を映し出し、自分らしさを伝えることを目指しています。来場者がその姿をとおして、多様な感じ方や新たな視点に触れる機会となることを願っています。