2025年12月10日（水）、フェリス女学院大学 緑園キャンパスにて「高大連携フォーラム2025」を開催しました。本フォーラムは、本学と連携する高等学校の先生方にご参加いただき、高大連携の現状と今後の展望、そして教育界における新たな課題や可能性について意見を交わすことを目的に実施しました。

第1部では、最初に「本学の高大連携プログラムご紹介と今後の展望」と題して、これまでの連携活動や探究学習支援の取り組みを紹介しました。 現在、本学の高大連携協定校は43校にのぼり、探究学習支援や出張授業などを通じて、多くの協定校の高校生が本学の学びに触れていただく機会を持っています。今後は、さらにつながりを深め、より実りある学びの関係を築いていくことを目指しています。

続いて「大学教育における生成AIの活用」について、本学教員が授業での実践事例を紹介しました。 生成AIを活用しながら、学生が自らの考えを言語化したり、AIの出力を批判的に検討したりする授業の取り組みなど、AI時代に必要とされる思考力や表現力を育む実践が共有されました。 AIという新しいツールを「学びを拡張するパートナー」としてどう活かすかを考える内容となり、会場では活発な質疑応答が行われ、参加された先生方からも多くの関心が寄せられました。

第2部では、参加者同士が和やかな雰囲気の中で意見を交わし、高大連携のさらなる発展に向けたアイデアや課題を共有しました。教育現場で日々奮闘されている先生方とのつながりを深めながら、「高校と大学が共に育つ関係」を確認する貴重な時間となりました。