20250624

NPO法人フュージョンコムかながわ・県肢体不自由児協会(本部・横浜市)が展開する訪問カレッジの学生2名と保護者、と訪問カレッジの先生方が6月23日、フェリス女学院大学を訪問し、キャンパスツアーと模擬授業を体験しました。
訪問カレッジの学生2名は重症心身障害のために人工呼吸等が必要で、ストレッチャー式の車椅子を利用しているため、移動が制限されてしまいます。そのため、大学に行ける機会は少なく、今回の訪問は初めての経験でした。


フェリス女学院大学緑園キャンパスでは、ストレッチャー式でも移動できるコースがあり、チャペルや図書館を見学し、実際の教室ではグローバル教養学部心理コミュニケーション学科の引地達也准教授による講義「見出しで感性を磨く」を受講し、初めての大学の授業を受けました。
保護者や支援者も熱心に聞き入り、そして一緒に参加し「大学の時間」を楽しみました。最後にはカレッジの学生が事前に「フェリスはバラのイメージ」との予習のもと、支援員らと作った「バラの絵手紙」が贈られ、カレッジのオリジナル曲を演奏しました。授業後は昼休みで賑わう食堂で一緒に昼食をとり、楽しいひと時を過ごしました。また訪問には、文部科学省の総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課障害者学習支援推進室の担当者も同行・視察しました。
※引地准教授は文部科学省「障害者の生涯学習支援アドバイザー」を務めています。