20240924

副専攻「ジェンダーとキャリア」本格始動!
―ジェンダーについての学びと、未来の自分をつなげる―

フェリス女学院大学では、2023年度より副専攻「ジェンダーとキャリア」がスタートしました。この副専攻は、女子大でしか学べない多様な分野を横断するジェンダー論を習得する「ジェンダー・スタディーズコース」(20単位)と、「ジェンダー・スタディ―ズ・コース」で身につけた学びを自分のキャリア・プランに活かしていく実践型コースとしての「ジェンダー・キャリア・コース」(25単位)から構成されています。

「ジェンダー・スタディーズ・コース」の中の新設科目である「地域社会と女性リーダー」(2024年開講。担当・小ヶ谷千穂)では、フェリスのOGを含めたさまざまな分野で活躍するゲストを隔週でお招きし、受講生たちは各ゲストのキャリアや現在の活動について事前に調べた上で、多くの質問を準備してお話に臨みました。

初開講となった2024年度前期には、以下のようなゲスト・スピーカーをお招きしました。20代の国分寺市市議として全国的にも注目されている本学OGの鈴木ちひろさん(日本語日本文学科卒)、元戸塚区長で横浜市男女共同参画協会推進協会前理事長の田雑由紀乃さん、外国につながる子どもや女性の問題に取り組む横浜で活躍する弁護士小豆澤史絵さん、そして、本学OGで一般社団法人「みんなのレモネードの会」で小児がんについての啓発に取り組む栄島佳子さん。いずれも、地域社会の中で、政治、行政、司法、そして市民社会と、異なる分野で大切なお仕事をされている女性たちです。

弁護士 小豆澤史絵さん
国分寺市市議 鈴木ちひろさん

また、本学広報課の女性職員もゲストに招き、大学という職場でのワーク・ライフ・バランスや、「管理職」になることで、どんな風に仕事の幅が広がったのか、ということを、私たちみんなが日々過ごしている大学キャンパスを舞台として話してもらうことができました。どのゲストのお話も、学生たちが当初持っていた「リーダー」についての狭いイメージを大きく変えてくれるような、多様で、他者への想いと自分の信念に根差した柔軟なリーダー像とキャリア観を与えてくれるものでした。 

受講生からは、「ゲスト・スピーカーの方のお話から自分自身の価値観や考え方に変化が見られ非常に充実していたと感じます。この講義を履修してよかったと思っています」
「様々な職種の方のお話が聞けたことで、リーダー像そして働くことに対する考えの広さを知ることができました。何かに縛られることなく、より自分らしく、行動することの大切さを知れたので今後の将来像としても参考になりました」といった感想が届きました。 

同じく副専攻科目である2024年度夏季集中講義「キャリア形成の基礎2」(担当・越智方美先生)でも、従来よりさらに「多様化する女性のキャリア」に視点をおいたキャリア教育が行われました。また、2024年度後期からは「ジェンダー・キャリア・コース」の目玉となる「プロジェクトで学ぶ1」(担当・山本千晶先生)もいよいよ開講となり、企業と連携した、より実践的な「ジェンダーとキャリア」の学びの機会が生まれます。

副専攻「ジェンダーとキャリア」が拓いていく、新しい学びの形に今後もご期待ください!
副専攻「ジェンダーとキャリア」については、こちら

文学部コミュニケーション学科(2025年4月からグローバル教養学部心理コミュニケーション学科)
教授 小ヶ谷 千穂

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