国際交流学部の学生４名が専門科目「海外エコツーリズム実習」でインドネシアへ2月16日～26日に渡航しました。2月22日（木）、本学の協定校ガジャマダ大学を訪れ、文学部日本語学科１年生の日本文化の授業、および３年生の職業の授業を参観し、楽しく学生同士が交流しました。同学科からは毎年、留学生がフェリスにいらっしゃいますが、４月からの留学予定者2名がキャンパス内を案内して下さいました。

この実習では、前半にジャワ島西部のグヌン・ハリムン・サラク国立公園内の熱帯林でのエコツアーに参加したり、農村での生活を体験したりして、自然環境との共生をめざす観光産業について総合的に学びました。この村の活動を支援している日本環境教育フォーラムのご協力のもと、現地の環境保護団体によるレクチャーも受け、住民の収入向上の方法やフェリスとの今後の連携について話し合いました。

旅程の後半には、伝統染物「バティック」工房やボロブドゥール遺跡などを訪れ、インドネシアの芸術・歴史にも触れることができました。受講生の一人は「インドネシアの経済発展・環境問題と日本とが密接にかかわっていることを幅広く知りました。環境に配慮したエシカル消費に興味を持ったため、現地のために何らかの形で貢献していきたいです」と意気込みを語ってくれました。

国際交流学部教授　佐藤輝