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フェリスチャレンジ制度 「誰もが主人公!音楽で繋ぐ“地域”コンサート」の振り返り

【代表学生による執筆記事】

2024年1月24日(水)に、横浜市麦田地域ケアプラザで『フェリチャレなないろ演奏会〜誰しもが主人公!あなた色に出逢えますように〜』を開催しました!

「フェリスチャレンジ制度」とは、学生自身が発案者となり、大学生活の学びを活かして企画を提案します。採択された企画は、援助金や、大学からサポートを受けて企画の実施にチャレンジすることができます。この制度を活用し、私たちのチームでは「地域交流」をテーマとした演奏会を企画・運営し、チラシやプログラム作成、装飾、プログラム考案に加え、出演まで行いました。

今回の演奏会は、演奏者と観客のコミュニケーションを大切にし、参加者全員が会場で「また会いましたね」と声を交わせられるような場にしたいと考えました。そのため、一時的な演奏訪問ではなく、継続的に施設訪問を行い、「出逢い」や「コミュニティ」づくりを意識しました。

具体的には、麦田地域ケアプラザで毎月実施される活動や、地域イベントに積極的に参加し、利用者や地域の方々と交流を重ねました。

また、「地域の方々と共につくる」ことを意識し、施設の方からも演奏会のアドバイスやヒントをいただきました。

本番では、事前に職員の方からヒアリングした曲や、施設利用者の世代に合わせたプログラムを構成し、演奏ごとにさまざまな演出を取り入れました。具体的には、お客さんも一緒に身体を動かして参加する「参加型の演出」や、スカーフや手話で歌を表現する「視覚的演出」のほか、お客さんから自然に歌唱・手拍子を促す「一体感」を促しました。

演奏会には、私たちの想像を大きく超える60名の方にお越しいただきました。職員の方から「普段、ここまで賑わうケアプラザを見たことがない」とお言葉をいただき、達成感が得られました。また、今後の活動につながる出会いがたくさんありました。終演後、声をかけてくださる方も多く、地域の方々に寄り添った演奏ができたと実感することができました。

私はこのプロジェクトをとおして、演奏会をきっかけに人と人が繋がり、その場にいる人同士で感動体験を共有すること、また、年齢の差や障がいの有無を問わず「誰しも」が楽しむことのできる空間にすることで、地域全体が賑わう機会を作り出すことができると実感しました。

音楽を奏でる場所は、大きな舞台だけではなく、今回私たちが活動したケアプラザなど、どんな小さな場所でもいいのです。今回の活動を契機とし、これからも参加者がワクワクし、自分たちも一緒に作りたい!と思っていただけるようなコンサートやイベントを企画したいです。そして、私自身も演奏者として、音楽で地域コミュニティを広げられるように活動を継続していきます。

ご支援いただきありがとうございました。

フェリスチャレンジ制度について
フェリスチャレンジ制度|フェリス女学院大学 (ferris.ac.jp)

代表学生:音楽学部 R・S

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