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“おたより”

20240227

2023年度プロジェクト演習「令和における女子大の意義を問い直す」

プロジェクト演習「令和における女子大の意義を問い直す」では、受講学生4名とともに、現代の日本における女子大学の意義をさまざまな角度から再検討しました。授業では女子大学の学長へのインタビュー(フェリス、津田塾大学)や女子大学に通う学生たちへのアンケートを実施し、調査結果を7/21の発表会「私たちが考える女子大の役割」で学内・学外に広く公表しました。本発表における調査結果は各所で高い評価を受け、朝日新聞や読売新聞などをはじめとして多くのメディアで好意的に取り上げられました。

このプロジェクト演習では、学生が主体的に動き、学ぶことを重視し、毎回非常に内容の濃いディスカッションが行われました。授業には受講学生だけでなく、ジェンダー法学がご専門の国際交流学部の山本先生や本学ジェンダースタディーズセンター長の金先生も参加していただき、とても和やかな雰囲気のなか、実りの多い議論が交わされました。女子大学におけるジェンダー教育やロールモデルの重要性、リーダーシップの意義、キャリア教育のあるべき姿、女子大学に対するステレオタイプの原因、トランスジェンダー学生受け入れの是非など女子大学に関する多様な問題について学生と教員が一丸となって理解を深めることができたことが、この授業の成果につながったように思います。

この授業のなかで得た知見は女子大学の未来を考えるにあたって良いヒントとなるはずですし、それ以上に「女子大学の変革を通じて社会を変えていきたい」という受講生たちの強い気持ちを多くの方々と共有できたことが、大きな収穫だったように思います。

文学部英語英米文学科助教 関口 洋平

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