20231110

2023年度 海外語学研修(ドイツ語)への留学体験談

フェリスには、様々な留学制度があります。
今回紹介する海外語学研修は、夏季及び春季休業期間中に2~4週間程度の日程で毎年実施される短期研修です。フランス、ドイツ、スペイン、中国、韓国各国の協定校で実施される語学実習と現地実習があります。 語学研修は、文化体験、交流体験等も取り入れた研修です。

語学科目として実施され、全学部・全学科の全学年を対象とした研修です。 現地実習は、各学科の専門科目として開講されます。語学習得が目的の科目から、担当教員の専門領域を現地で学ぶ実習科目など、バラエティーに富んだ科目が用意されています。どちらも、成績によって単位が修得できます。

毎年80名程度がこの制度を利用して留学を実現しています。
今回は国際交流学部3年生と音楽学部3年生の2名のIIK国際コミュニケーション研究所(ドイツ)への留学体験談を紹介いたします。


国際交流学部国際交流学科2021年入学 M・A
留学先:ドイツ IIK国際コミュニケーション研究所
留学期間:2023年7月~2023年8月

今回の実習に参加した目的はドイツ語インテンシブコースで培った語学力を試すこと、ドイツでの生活を体感することでした。実習が終わった今その目的は達成され、目的以上に多くの貴重な体験をできたと感じています。

最初は上手に話そうと文法や単語を意識してしまい相手に伝わるように話すことができていなかったと反省しています。まずは「genau」「super!」など相手の話に対し相槌を打つことを意識しました。次に簡単な単語で短く話すことを意識しました。こうした工夫でクラスメイトと意思の疎通が取れるようになりました。これらの工夫は学校外でも遺憾なく発揮するこができました。生活に慣れ行動範囲が広がることで、行く先々で多くの人と交流することができた。

また、クラスメイトとコミュニケーションを取れるようになったことで自分たちの話をする機会も増えました。みんなドイツ語を学ぶ理由や今後の目標など話してくれました。進路を悩んでいる私にとって、様々な将来像を聞くことは貴重で印象深いものでした。

音楽学部音楽芸術学科2021年入学 H・O
留学先:ドイツ IIK国際コミュニケーション研究所
留学期間:2023年7月~2023年8月

IIKでの授業は平日1日4時間(休憩30分)、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で行われました。内容は、文法やドイツの文化理解、グループワーク、プレゼンテーションなどがありました。また、授業ごとに課題も出されました。

はじめに、担当の先生から、授業中は全てドイツ語で話すよう指示がありました。そのため、授業の説明や質疑応答、使用される資料、これらすべてにドイツ語が使われていました。日本で受けた授業とは異なり、ドイツ語をドイツ語で学ぶ、という授業環境に不安こそあったけれど、新鮮さもありました。

グループワークは、多くの学生が高い意欲を持って参加しており、非常にやりがいがありました。宿題に関しては、穴埋め問題や簡単な独作文、調べ学習など、自由時間で十分取り組める量と難易度でした。また、独作文はネイティブの先生から添削をしてもらい、ドイツ語の運用力が向上しました。プレゼンテーションは、最後の2回の授業で行われました。具体的には、自分の出身国についてすべてドイツ語で作成するという内容で、ドイツ語の運用能力向上だけでなく、先ほどの文化理解にもつながる有意義な時間となりました。

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