“おたより”

音楽学部では日頃の学びを深めるため、年に数回の公開講座を実施しています。今回は5月12日に、ミュージカルの歌唱指導で活躍されているやまぐちあきこ先生をお招きし、「日本のミュージカル制作現場から」と題して講義と公開レッスンを行いました。講座には、音楽学部だけでなく他学部からも多くの学生が参加し、本テーマへの関心の高さがうかがえました。

前半の講義では、国内でのミュージカル制作に関するお話や、歌唱指導者はどのような役割を担っているのか、そして日本語での歌唱の難しさなど、日本ならではの事情を含めたミュージカル現場の生の声をお聞きしました。英語などの言語と比べて、メロディーに言葉を乗せることが難しいと言われる日本語ですが、歌う際のコツなどを教えていただき、熱心にメモを取る学生たちの姿も目立ちました。

後半は音楽学部生3名が壇上でレッスンを受けました。どの学生もやまぐち先生のワンポイントアドバイスによって歌唱力が格段に上がったため、他の聴講生たちから大きな拍手が沸き起こりました。会場内の全員で発声練習を体験する時間もあり、大いに盛り上がった90分間でした。

［出演］講師：やまぐちあきこ
　　　進行：土屋広次郎（音楽学部教授）

音楽学部 演奏会室