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“おたより”
20230426
2023年3月10日~21日、ベトナム・フエでアジア現地実習(国際交流学科専門科目)を実施しました。
この実習は、当地で実際に環境問題・SDGs・文化を学び体験すること、現地の学生と交流することを目的として、ダナンを経由し、フエ大学を拠点に行われました。国際交流学部から8名が参加しました。
フエ大学のご協力のもと、横浜市が協力している浄水場、ラグーン、マングローブ保全区、生物多様性を保護する国立公園などを訪れました。また、フエ大学では、当地の環境問題、気候変動への都市の適応力を高める緑化・水空間の創出プロジェクト、ラグーンなどにおける養殖業や農業と気候変動・環境問題、ベトナムと日本のジェンダー平等について講義が行われ、環境問題やSDGsについて学びを深めました。
その後、フエ大学の学生達とグループに分かれ、フエのゴミ問題、大気汚染の要因となっている交通問題について、フィールドワークを行いました。最終日には、フエと横浜市の状況を比較し、プレゼンテーションが行われました。
学習以外でも、船上での宮廷音楽鑑賞、市場・カフェ・スーパーなど、フエ大学の学生達と現地の文化を体験しながら交流を深めました。
参加した学生からは、「現地の学生と交流をたくさんできて楽しかった」、「自分の英語が通じたことが嬉しく、学ぶ意欲が更に高まった(今回、講義や交流は主に英語)」、「環境問題を実感する貴重な機会となった」などが感想として挙げられました。
実習では、フエ大学環境科学科の先生方・学生・助手の皆様より温かいサポートを頂きました。国境を超えた人と人との直接の交流、異なる文化や社会を体験し理解することは、学生達にとって何にも代えがたい貴重な経験となることを再認識する実習となりました。
本実習について、神奈川新聞(2023年4月19日)で取り上げられました。
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アジア現地実習引率教員 国際交流学部 教授 知足章宏