01from ferris to you

“おたより”

20230322

フェリス・名曲コンサートにて立神教授の最終演奏を行いました

小林周子・立神粧子(ピアノ)

2月17日に「フェリス・名曲コンサート(第16回横浜山手芸術祭参加公演)」を3年ぶりに開催しました。音楽学部教員が名曲の数々をアラカルト形式でお届けする企画で、毎回好評をいただいています。そして今年度は、3月に退職される音楽学部長の立神粧子先生の最終演奏ということで、学院関係者をはじめ多くの学生・同窓生が集い、特別な一夜となりました。

三浦先生のオルガンソロで華やかに開演した後は、テノールの蔵田先生が登場し、先生の代名詞ともいえる「初恋」を含む2曲を小林先生の伴奏で演奏しました。前半の締めくくりには、スライドトランペット/サクバットの宮下先生によるお話と演奏、そしてオルガンの三浦先生も再登場し、14〜16世紀の音楽を堪能しました。

後半は【立神粧子教授 退任記念】として、立神先生が弦楽器、管楽器、そして2台ピアノとの豪華な共演が実現しました。ヴァイオリンの戸田先生とはプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタを演奏(フルート井出先生の出演予定でしたが都合により変更となりました)。続いてサクソフォーンの原先生とドビュッシーの狂詩曲を、最後はピアノの小林先生とモーツァルトの2台ピアノのためのソナタを演奏しました。長年フェリスで伴奏法・共演芸術を教えてくださった立神先生の素晴らしい演奏に、会場は温かい拍手で包まれました。

鳴り止まぬ拍手の中、立神先生からアンコールのサプライズがありました。先生のフェリスでの初期の教え子であるソプラノの海野美栄さんが登場し、R.シュトラウス「Morgen明日に」を立神先生と共演。明日そして未来への希望に満ちたこの歌により、再会の日を待ち望む幸せな気持ちで会場がひとつになった時間でした。

[出演]ピアノ:立神粧子、小林周子 オルガン:三浦はつみ ヴァイオリン:戸田弥生 
   スライドトランペット/サクバット:宮下宣子 サクソフォーン:原ひとみ 
   テノール:蔵田雅之 打楽器:中川美香(助演)
[調律]河内克彦(ポリムニア)

音楽学部 演奏会室

蔵田雅之(テノール)・小林周子(ピアノ)
宮下宣子(スライドトランペット/サクバット)・三浦はつみ(オルガン)・中川美香(打楽器)
戸田弥生(ヴァイオリン)・立神粧子(ピアノ)
原ひとみ(サクソフォーン)・立神粧子(ピアノ)
[アンコール]海野美栄(ソプラノ)・立神粧子(ピアノ)
立神粧子教授によるご挨拶
scroll to top