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“おたより”

20230320

ワークショップ「ジェンダーの視点からキャリアを考えよう!」を開催しました!

2月28日に、本学OGで現在株式会社アクセンチュアで勤務されている窪結女さん(2017年度英語英米文学科卒)と小暮倫子さん(2015年度国際交流学科卒)をお招きし、「ジェンダーの視点からキャリアを考えよう!OGから学ぶワークショップ」を開催しました。

1年生から3年生までの学生13名と教員7名が参加し、3部構成2時間というぜいたくで貴重な時間を共有することができました。

1部の会社説明のあと、2部ではアクセンチュアで管理職の立場でご活躍されている元村さんをパネリストにお迎えし、働き方や家庭との両立などについて窪さんと小暮さんがズバリ質問していく形式で進行しました。

元村さんいわく、「外資系の女性キャリア」というと、とにかく多忙で、「私が!」と前にでるアクティブな女性を想像されてしまうそうですが実際は少し違うようです。興味深かったのは、元村さんご自身が「これをしなさいあれをしなさいと導いてもらいながらここまできた」ということで、前に出る人ばかりでなく、むしろ連携がうまい人が多いのだそう。「それぞれが得意なことを伸ばし、チームで連携して一つのプロジェクトを進める」とのことだそうです。

そして、それをバックアップするトレーニング制度も整っているので、「忙しくても忙しいことを楽しめるように気持ちが変わってきている」とお話してくださいました。
学生からの「プライベートと仕事の時間は分けられるのか?」という質問に対しては、「プライベートな時間も十分にあるが、仕事のことを考えてしまうときもある。最近はそれをいけないことだと思わず、むしろ集中できているとポジティブに受け止め、それが終わったら今度は子どもたちとの時間を一生懸命楽しむ、1分1秒を無駄なく楽しむ」というお話をしてくださいました。

第3部では、窪さん、小暮さんお二人からフェリス時代に培った力がいまどう発揮されているか、学生時代の取組みを具体的に紹介しながらお話いただきました。小暮さんは、フェリス生時代に産学共同プロジェクトでアプリ開発をしたことがエンジニアを目指すきっかけの一つになったそうで、その他にも留学経験や学生たちが授業を提案する「私たちが学びたいこと」に採択された経験などを通して、「俯瞰的に見て、熟考して、実行する」という力を培ったということでした。また、窪さんは、英語のエッセイコンテストを一生懸命がんばった経験や接客のアルバイトで店長に提案したことが採用され、表彰にまでいたったというエピソードから、「考えるだけでなく発信することで周りを巻き込んで実現させていく力」を培ったそうです。お二人から後輩であるみなさんに、「フェリスは学生を応援しようという制度が整っているので、それを活用してやりたいことにどんどんチャレンジしてほしい」というメッセージをいただきました。

OGという身近なロールモデルからお話をうかがったり、お二人がご準備してくださったアクティビティシートに取組むことで少しずつキャリアデザインについてイメージができたのではないでしょうか。参加した学生からは「大手で優秀な人たちが集まっているというイメージで自分なんかとても挑戦することすら出来ないと思い込んでいましたが、同じ大学を卒業された先輩方が活躍されていることを聞き、実際の経験談を聞かせていただいたことで企業自体にも興味を持つキッカケになりました」といった感想も寄せられました。

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