“おたより”

1月27日(金)に特別公開講座 「フェリス・管楽フェスティバル 2023」を開催致しました。

この講座は『PAアンサンブル管弦楽』や『PAフルートアンサンブル』の授業の成果発表会として、演奏会形式で行われました。(講座の様子は後日、音楽学部公式YouTubeチャンネルでの配信も予定しております)
まずオープニングは、金管合奏をフェリスホールの2階席バルコニーに配し、頭上から音が降り注ぐ壮麗な響きからスタートしました。

続いて木管五重奏の演奏では、発音体の異なる楽器のアンサンブルの親密さや奏者の技が光りました。
金管六重奏、フルート四重奏などの同族楽器が生む豊かなハーモニーも聞き応えがありました。
メインのL.シュポーア「大九重奏曲 op.31」は、弦楽器も加えた管弦合奏で、互いにコンタクトを取り合った一体感のある力演に、会場から温かい拍手が送られました。
学生は、「本番」という一回性の空間の中で、音楽を通して自分と向き合い、それぞれに明確な目標を得たようです。
自信に満ちた爽やかな表情がそれを物語っていました。

音楽学部音楽芸術学科講師　井出朋子