01from ferris to you

“おたより”

20230216

~対面での国際交流が再開!~
フィリピン大学の学生とたくさん交流をしました!

フィリピン大学ディリマン校は、本学の協定校のなかでも特に交流が盛んな大学のひとつで、コロナ禍においてもZOOMのプラットフォームを利用したオンライン授業などの交流を続けてきました。コミュニケーション学科の小ヶ谷千穂先生が中心となり、JASSO海外留学支援制度(新時代におけるリベラル・アーツとしての体験・交流型「ジャパン・スタディーズ」プログラム)を通じ、コロナ禍を経て2019年以来、フィリピン大学ディリマン校の学生7名と教員1名を、受け入れることができました。

今回は1月30日~2月8日の来訪スケジュールでしたが、その一部をご紹介します!

1月31日は、横浜能楽堂を見学しました。授業を通して日本の能についても学んでいるフィリピン大学の学生は、能舞台の説明を受けただけでなく、楽屋裏の見学もかなって、大興奮。同行したフェリス生にとってはフィリピンの学生と一緒に日本の伝統文化に触れる、という貴重な経験となりました。

2月2日はみんなで一緒に鎌倉散策へ!フェリス生とフィリピン大学の学生が混じった4つのグループに分かれて自由に行動しました。最初はお互い緊張していましたが、一日の自由行動が終わるころにはすっかり打ち解けた様子でした。

鎌倉散策

2月6日は授業交流とワークショップを実施。
午前はフィリピン大学ディリマン校のアンパロ・ウマリ先生から、「コロナ禍における授業の展開(能の授業)について」レクチャーいただきました。その後、フィリピンの「ルマド」という先住民族の学生から、ルマドの人たちが住むミンダナオ島における迫害についてプレゼンテーションをしてもらいました。当事者が何に苦しんでいるのか、求めることは何か等のリアルな体験や訴えは、参加した学生の心に大変響いたようです。

午後はフレンドリー・グループHalo-Halo Clubの学生による「生理」についての学内活動についての紹介と、以下のテーマでディスカッション&発表をしました。

・どうすれば生理のイメージがよくなるか
・どうすればみんなが生理用品を得ることができるか
・どうすればもっと生理休暇を取得してもらえるか

和やかな雰囲気の中、英語を使って意見を交換し合い、それぞれの国の状況について伝えあう姿が印象的でした。

Halo-Halo Clubの「生理」についてのプレゼンテーション 参加者の様子

ワークショップでは、ルマド出身の学生が先生となり、伝統的なアクセサリーづくりを体験!
アクセサリー作りの最中は、みんなとても真剣に取り組んでいました。できあがったときはとても嬉しそうな表情が印象的でした。

ルマドのビーズアクセサリー作り

盛りだくさんな内容でしたが、交流を深められたようです。さて、今回の交流プログラムに参加したフェリス生の感想をご紹介します!

(Aさん)
フィリピンの歴史的背景や、生理の事情について知る機会が今までなかったので、とても新鮮でした!UP(フィリピン大学)の学生さんたちはみんなとても気さくでフレンドリーで、前から仲の良かった友達のような感覚に陥りました。タガログ語にも興味を持ったので、来年度授業を履修しようかと考えています。

(Bさん)
生理のディスカッションも、最初はえーと・・みたいな感じでしたが、だんだんみんな話せるようになって、他のグループも活発にいい議論ができたのではないかと思います。ただ、間違っていることを言っていたら・・・と少し心配になったりもして、それも含め今後のためになるいい経験でした。

(Cさん)
ビーズ作りは少し難航しましが、かわいいものができて、国を超えて文化を超えて助け合って作れたのがうれしかったです。完成した時に、「Congratulations~!!」と拍手してくれたのも最高でした。

約1週間という短い滞在でしたが、対面での交流が実現し、より活発な国際交流の機会になったと思います。引き続きフィリピン大学との交流が継続されることを願います。

国際課

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