01from ferris to you
“おたより”
20230118
12月9日に国際交流学部創設25周年記念講演会「平和を作るために私たちができること」が行われました。
参加した学生の感想もまじえて講演会の様子をご紹介します。
国際交流学部では学部創設25周年を記念した講演会を12月9日(金)5限に対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。講師には時事YouTuberであり、株式会社笑下村塾で代表取締役を務めていらっしゃる たかまつななさんにお越しいただきました。また、サプライズゲストとしてお笑い芸人のエルシャラカーニのお二人も登場され、冒頭では漫才を披露して場を盛り上げてくださいました。質疑応答やクイズでは多くの学生が積極的に参加するなど、平和について楽しく学ぶ賑やかな講演会となりました。
たかまつさんは、日本の平和学習を祈るだけで終わらせてはいけないという考えから、お笑いを通して若者たちに向けてわかりやすい平和学習を行っています。講演会では「平和を作るために、私たちができること」をタイトルに、たかまつさんが今年8月に訪れたウクライナでの取材内容をまじえながら、私たちが平和のために何ができるかについてお話ししていただきました。
講演会では、たかまつさんがウクライナの取材で撮影した写真を見ながら現地の状況をお話ししてくださいました。ロシアの侵攻を受けているウクライナでは男性の出国が認められておらず、トラウマを抱える子どもたちや女性の性被害など心が痛むお話もありました。また、私たちと同世代のウクライナの若者たちはロシアの侵攻をどのようにすれば防げたのか考えており、同じ学生として意識の差を感じました。
誰でもスマートフォンを用いて世界とつながることができ、あらゆる情報を簡単に共有できる現代ですが、安易に情報を発信できるからこそ、自分が知らないうちに他国の戦争に利用されているかもしれないとたかまつさんはおっしゃっていました。SNSを利用する上でよく考えてから発信し、根拠のない情報は鵜吞みにせず自分たちで調べるなどメディアリテラシーの大切さを学びました。
講演会の終盤には、ワークシートを用いて「私が平和を作るためにできること」を学生それぞれが考えて記入し、発表する時間が設けられました。さまざまな意見が発表され、私たちが平和を作るためにできることは身近にたくさんあることに気付かされました。私たちができることの中には歴史や文化を学ぶこともその一つであり、大学での講義で知識を身に付けることもその一つであると思います。学生の立場として今できることは何かを深く考えながら過ごしていきたいです。