03special

“よみもの”

20230116

幅広い領域をデータサイエンスの視点で捉え、社会課題の解決へ挑む。副専攻「データサイエンス」の学び。

3学部5学科の学びに加え、学部学科横断型の新しい学びに取り組める「副専攻制度」。2023年度の導入に向けて、「ジェンダーとキャリア」「デザインと表現」「データサイエンス」という3つの副専攻が用意されています。今回は、「データサイエンス」の学びの内容や、学習を通じて身に付く知識・スキル、社会での実践について詳しくご紹介します。

学部学科で得た学びをデータサイエンスの視点で捉え直す

データサイエンスとは、社会に存在する多種多様なデータから規則性を導き出し、新たな価値を創造するための学問です。副専攻「データサイエンス」は、学生が所属する学部学科で得た学びを基礎として、それらをデータサイエンスの視点で考える力を養うために誕生しました。それぞれの専門領域とデータサイエンスの知見を組み合わせれば、専門領域の学習だけでは気づかなかった新しい課題を発見したり、専門領域における課題をデータサイエンスの視点から考察し、解決したりすることが出来るようになります。これにより、学部学科における専門性をより一層深められるはずです。副専攻を修了した暁には、社会のさまざまな問題を見いだし、最適な対処法を組み立てられるようになることでしょう。

データサイエンスの「基礎」「応用」「プログラミング」を網羅する科目群

副専攻「データサイエンス」の学びは、統計や数理の基本的な考え方を知り、実践の中で知識を深められるよう設計されています。具体的には、DSb(データサイエンス-基礎)科目群ではデータサイエンスの全体像をつかみ、DSa(データサイエンス-応用)科目群ではアプリケーションなどの応用ソフトウェアを使用して実際の処理を行います。さらに、DSp(データサイエンス-プログラミング)科目群ではプログラミングの演習に取り組みます。また、テキスト分析や日本語の自然言語処理を扱う科目が多く用意されているため、学習を通じてSNSの投稿やネット上の口コミ・レビューを分析するスキルも身に付きます。

データ活用の知識・スキルを生かして、即戦力として活躍できる人材に

政府が数理・データサイエンス・AI教育に力を入れ始めたこともあり、今後もデータサイエンスを活用した意思決定は広がっていくと考えられます。事実を反映したデータを集め、適切な論理展開に基づく処理によって分析し、結果を導く。DSb・DSa・DSpを通して身に付けることができるデータサイエンスに基づいた見方や考え方が、今まさに社会で求められているのです。また、専門領域とデータサイエンスの知見を組み合わせて多様な側面から社会を捉える力や、DSa・DSp科目群で習得できる専門的なスキルも、あらゆる就業の現場で役立つことでしょう。データを専門とする企業や部署だけでなく、多様な業界・職種において、副専攻「データサイエンス」の学びが活躍の鍵を握っています。

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