03special
“よみもの”
20221205
3学部5学科の学びに加え、学部学科横断型の新しい学びに取り組める「副専攻制度」。2023年度の導入に向けて、「ジェンダーとキャリア」「デザインと表現」「データサイエンス」という3つの副専攻が用意されています。今回は、「ジェンダーとキャリア」の学びの内容や、学習を通じて身に付く知識・スキル、社会での実践について詳しくご紹介します。
伝統的な女子教育×最先端のジェンダー研究が生み出す新たな学び
フェリス女学院大学は、その時々の社会状況を捉えて「新しい時代を切り拓く女性」を世に送り出してきました。多様なバックグラウンドを持つ人々が共生する現代の社会では、メンバー全員が主体的に行動する「新しいリーダーシップ」が強く求められています。そして、その実践にはジェンダーへの配慮や多様性の尊重といった視点が欠かせません。副専攻「ジェンダーとキャリア」では、ジェンダー・多様性に関する専門的な学びと、得た知識を社会で活用するための実践的な学びを両立。伝統的な女子教育と最先端のジェンダー研究を組み合わせて、本学ならではの新しい学びを築き上げています。
専門知識の修得と社会での応用を同時に学べる2つのコース
学部学科にもジェンダーを扱う授業はありますが、副専攻「ジェンダーとキャリア」ではそれらの関連科目を体系的に学び、分野の枠を超えた専門知識を身に付けることができます。さらに、得た知見を卒業後のキャリア形成につなげるため、交流や体験を通して学ぶ機会を数多く用意。専門知識の修得と社会での応用を叶えるため、副専攻内には2つのコースが設置されています。1つは、人権・政策・文化・社会保障など多様な側面からジェンダーを学び、現代社会への理解を深める「ジェンダー・スタディーズ・コース」。もう1つは、本学のOGや地域で活躍する女性リーダーから新しいリーダーシップを学び、他者と協力して問題を解決するスキルを育む「ジェンダー・キャリア・コース」です。
ジェンダーや多様性の観点で社会を捉え、主体的にキャリアを築く女性へ
少子高齢化やグローバル化など、大きな転換点を迎えた日本社会では、女性の社会進出に期待が寄せられるようになりました。その一方で、仕事と家庭生活を両立する難しさや、妊娠・出産などのライフステージに応じた働き方の変化といった課題は未だに残り続けています。困難を乗り越え、自分らしいキャリアを形成するには、主体的に働き方を選択できる知識と実行力が必要です。副専攻「ジェンダーとキャリア」では、ジェンダー平等や多様性の尊重といった国際的な観点から課題を見いだし、解決のために他者と協調する力を育みます。特に、ジェンダー・キャリア・コースの授業を通して培われる実践的なスキルは、あらゆる職場で活躍するために役立つことでしょう。