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“わたしたち”

20221027

2022年度の認定留学~弘益大学(韓国)への留学体験談

フェリスには、様々な留学制度があります。
今回紹介する認定留学は、学生が自分で選んだ海外の大学または大学附属の語学学校に派遣する留学制度です。

自ら留学手続きをしたうえで、申請し、本学から派遣する留学生として相応しい教育機関であるか審査を受け、「認定」された場合に認められます。留学期間は1学期から2学期間(最長1年間)です。
派遣先大学で修得した単位は本学において修得した単位として認定することができます。また留学期間は本学での在学期間として修業年限に通算されるため、卒業の要件を充足すれば4年間で卒業することができる全学部・全学科の学生を対象とした制度です。
※ただし、4年生後期が留学期間にかかる場合、4年間で卒業することはできません。

毎年10名程度がこの制度を利用して留学を実現しています。
2022年度は、2名が認定留学制度を使い韓国の延世大学校と弘益大学に留学しました。
今回は国際交流学部3年生の弘益大学への留学体験談を紹介いたします。


国際交流学部国際交流学科2020年入学 K・U
留学先:韓国 弘益大学 国際言語教育院
留学期間:2022 年 3月~ 2022 年 8 月

今回の留学で意欲的に取り組んだことは、3つあります。
1つ目は、勉強で日頃から予習と復習を欠かさずに行うということです。私が弘益大学の語学堂を選択した理由の1つでもある「奨学金をもらえる人数が多い」というのが留学中の勉強のモチベーションになりました。

弘益大学の場合、各級の1等100%、各級の2等は70%、各級の3等は50%、各級の上位10%以内も学費の約10%を貰うことができます。そのため、少しばかりでも奨学金がもらえるように、勉強に一生懸命取り組んでいました。
その結果、試験では高得点を取ることができた上に、学費の約10%の奨学金をいただくことができました。今まで、勉強があまり好きではなく、勉強に対する達成感などを感じたことがなかったのですが、このように勉強した成果が目に見えて現れるということの達成感がどれだけ気分の良いものなのか、初めて知ることができました。

2つ目は、日本に関するニュースのチェックをすることです。日本にいた際にはほとんど気にしていなかったのですが、韓国に来てからLINEニュースやYahooニュース、Twitterのトレンドなどを頻繁に確認していました。かなり詳しい内容まで把握できなくとも、日本で何が話題になっているのか、どのような事件が起きたのかなど大まかに把握しておくことに重点を置いていました。
その理由は、授業で日本に関する話がよく出るので、その際にスムーズにコミュニケーションを取るためです。また、日本に関心のある外国人のクラスメイトが多くいたのですが、その子は知っているのに日本人の自分は把握しておらず、せっかくの会話が途切れてしまうという状況を避けたかったのも大きな理由です。おかげで習慣化されたのでよかったと思います。

3つ目は、言葉が通じるか通じないかという点を怖がらないこと。韓国に来たばっかりの時には、わからないことがあったとしても「相手の言ったことが聞き取れなかったらどうしよう」「自分の言ったことが相手に伝わらなかったらどうしよう」というような恐怖心がありましたが、だんだんと“やってみる前から心配してもしょうがない”というマインドになっていきました。それからは、少しでもわからないことがあればすぐ近くの韓国人に声をかけるようになったため、自然と会話の機会が増えていたように思います。また、「わからないことを聞く」のは決して恥ずかしいことではないということを再認識できました。

最後に、この留学を通して、些細なことでも何か目標を定めること、海外にいても大まかに日本で起きていることを把握しておくこと、自分が学んでいる言語を話すことを怖がらないことが重要であると感じました。

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