01from ferris to you
“おたより”
20220823
「コミュニケーション学探求11」(コミュニケーション学科2年時履修)では、半期を通してダンスの創作方法を学びます。そして最後に公開パフォーマンスを実施し、みんなで取り組んだ作品を発表します。
ここ数年はコロナ禍のため、2020年度は最後のパフォーマンスはなし、2021年度は無観客でパフォーマンスを行いましたが、今年度は久しぶりに有観客での公開パフォーマンスを実施しました。
授業では初めに緑園キャンパスツアーを行い、受講生たちはフェリスや緑園キャンパスのことを詳しく知ります。そこで得た情報をもとに、フェリスにちなんだテーマでグループに分かれ作品創作をしました。今回は特にチャペルやチャペル前のヒマラヤ杉、アンネのバラなどを題材にしていました。グループごとに悩みに悩んで、音楽や衣装も自分たちで考え、独創的な作品に仕上がっていました。
次に、言語表現であるポエムを、非言語表現に変えて身体で表現するという作品創作をしました。これは各自が複数のポエムから一つを選び、一人一人がソロで創作するものです。ダンスを踊るのが初めての学生もいましたが、各自が授業で学んだ方法を用いて創作し、面白い作品が出揃いました。
そして、目をつぶって、指一本で相手とつながり、相手を感じながら音楽に合わせて動くという表現方法にも挑戦しました。こちらは2人1組になり、サイリュウム を両端から指一本で支え、落とさないようにしながら相手の動きを感じるものです。
今年度の公開パフォーマンスではチラシを作成し、学内でもポスターで告知をしました。その結果、受講生の友人たちが観に来てくれ、「最初のオープニングから心を引き込まれました!」と言ってくれました。パフォーマンス動画のオンライン配信も良いですが、やっぱり生の公演は最高ですね。
文学部コミュニケーション学科教授 高橋京子