“おたより”

フェリス女学院大学では、ミッション系大学として、キリスト教講演会を学期毎に開いています。前期の講演会は7月7日のランチタイム。「あなたの隣人とは誰か」と題し、荒井真学長よりお話をいただきました。そこで扱われたのは、イエス・キリストが語ったとされる「善きサマリア人のたとえ」(ルカによる福音書10章25-37節)です。

そこから次のようなメッセージをいただきました。
①社会の掟や敵味方に関係なく、人を助ける自由が神さまから与えられていること。
②「あなたはどうするの？」と神さまから問いかけられていること。
③フェリス女学院のルーツに、私たちの隣人であろうとしてくれた多くの人がいたこと。
④私たちもそのことを覚え、誰かの隣人になる勇気を持つことができるように。

会場は緑園キャンパスの中央にあるキダー・ホール。フェリスの創設者メアリー・E.キダーの名を冠した大教室です。ライブ配信と合わせて200名以上が熱心に耳を傾けました。また、バリアフリー推進室の学生スタッフが、聴覚障がい学生のサポートを行いました。そこにもフェリスのキリスト教精神が息づいています。

宗教主事　徳田信