01from ferris to you
“おたより”
20220812
6月18日(土)から19日(日)にかけて、1泊2日の「アジア学院スタディツアー」を実施しました。宗教センター・国際センター・ボランティアセンターの合同プログラムです。
アジア学院はインターナショナルな農村指導者養成学校で、東京から新幹線で約1時間の那須塩原(栃木県)にあります。
学校とはいえ、椅子と机の座学中心ではありません。アジアやアフリカなど、世界中から集まった学生たちと共同生活する、生きた異文化コミュニケーションの場です。
そのような環境の中、農村のリーダーになるべく「農業、畜産、リーダー論」を学んでいきます。
そのようなアジア学院ライフの一端に触れるのが、今回のスタディツアーの目的。ツアー1日目は、畜産や農業の現場をめぐるキャンパスツアーと、「食べ物と命と平和」についてのトークセッションが中心です。当番の学生たちが料理した食事も共に、海外に行った気分を味わいました。
2日目はアフリカ人学生たちと共に、近くの教会の英語礼拝に参加。礼拝といってもパイプオルガンが鳴り響くタイプではありません。説教は会衆席と会話するように進み、リズムの良い賛美歌で神さまへの思いを共有する時間となりました。
後日、本学チャペルで、スタディツアーに参加した学生の奨励がありました。題して『世界の現実が集まる学校に行ってみた』。
「自分にとっての当たり前は他の人にとっての当たり前ではないこと、食べ物の成り立ちとありがたみ、自分自身について深く考えられた」とのこと。神さまによって造られた豊かな自然、世界中から集まった多様な人たちとの出会いの経験をシェアしてくれました。
アジア学院が育てようとするリーダーの模範は、腰を低くして弟子の足を洗ったイエスさま。自分から上に立とうとするリーダーよりも、周りの人を下から支えるサーバント・リーダーです。
アジア学院での豊かな経験を通して、参加した学生が、そして本学の学生たちが、周りの人を大切にするサーバント・リーダーとして育っていきますように。
宗教主事 徳田信