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“おたより”

20220725

国際交流学部で学ぶ日本のいま③
アジアの環境危機と日本

アブラヤシ農園を見つめる学生達(インドネシア、過去の実習)

国際交流学部では各自の特性や志向に合わせて選ぶことができる「国際協力」「文化交流」「人間環境」の3つのプログラム(注1)があります。今回の連載では人間環境プログラムで学ぶことができる現代社会の様々な問題について紹介します。

アジア各地で大気汚染が深刻化していること、森林が破壊され生物多様性が危機に瀕していること、水が汚染され人々が日々健康被害を受けていること、日本に住んでいれば、これらのことを直視・実感することは、ほとんどないと思います。

しかし、実は、アジアにおけるこれらの深刻な環境危機は、日本の経済活動、そして皆さんの生活とつながっています。安くて便利、美味しいとただ思うものを無自覚に消費し続けることが、アジア各地の深刻な環境・労働問題とつながっています。

「アジアの環境問題1」では、このような問題の構造・実態・課題について深く追究していきます。見えてくるのは、企業・政府・人々がもたらす問題と果たすべき責任です。日本でエシカル消費、サステナブル・ライフ、SDGsの具体的な行動がなぜ必要になるのか、アジアの現実を見ることで根幹の課題が浮かび上がります。

国際交流学部国際交流学科准教授 知足章宏

(注1)2023年度より、3つのプログラムの名称が変更になり、より充実した内容となる予定です。「人間環境」プログラムは「SDGs・ライフデザイン」プログラムに変わります。

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