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“おたより”

20220711

国際交流学部で学ぶ日本のいま①
地域活性化を探求しよう

イタリアの農村ツーリズムの参考事例(ワイナリ―訪問、筆者撮影)

国際交流学部では各自の特性や志向に合わせて選ぶことができる「国際協力」「文化交流」「人間環境」の3つのプログラム(注1)があります。今回の連載では人間環境プログラムで学ぶことができる現代社会の様々な問題について紹介します。

人間環境プログラムでは、日本の「地域活性化」について国際的な視点から学べるいくつもの授業が充実しています。
例えば、イタリアの農村ツーリズム産業やフランスの味覚教育の実践を参考にしながら、日本各地の観光の振興や食文化の発信について多くの事例を知ることができます。どんな農山漁村であっても大きな経済的効果が得られる可能性を持っています。キーポイントとなるのは、プロモーションを通じて地元産の食品と美しい自然の魅力を消費者にどのように伝えるか、でしょう。

また、観光に関する複数の専門科目では、日本の世界遺産や旅行・航空業界の特徴を体系的に紹介して、学生たちの将来にも役立ててもらっています。これらの知識をさらに深めるために、横浜での港湾の産業育成や都市農業の現場について学ぶ様々な実習科目も用意されています。
アフターコロナの今後も、人間環境プログラムではフィールドでの見聞を重視し、理論と体験の両面から学生たちによる地域社会への貢献について探究していきます。

横浜市内の牧場併設アイスクリーム工房の見学(筆者撮影)

国際交流学部国際交流学科教授 佐藤輝

(注1)2023年度より、3つのプログラムの名称が変更になり、より充実した内容となる予定です。「人間環境」プログラムは「SDGs・ライフデザイン」プログラムに変わります。

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