“おたより”

いよいよ新学期の授業が始まりました。新一年生は、期待と不安でいっぱいのことでしょう。本学では、授業が始まる前の一週間は、新入生のみなさんが安心して大学生活を送るためのオリエンテーション期間となっています。ハイライトとなるのは、学外オリエンテーションです。コロナ禍の下、この二年間は、中止またはZoomを使用した遠隔方式で行われてきましたが、今年は、コロナ感染対策に配慮しつつ、新横浜プリンスホテルで実施されました。

開会礼拝、卒業生による講演のあとの「学科の時間」は、英語英米文学科の新入生、上級生リーダー、教員が一緒に過ごす楽しい時間です。上級生からは、それぞれの学習目標に合った時間割の組み方や大学生活の楽しみ方についてのアドバイスがあり、新入生からもノートの取り方、教職、語学インテンシブ・コース、サークル活動などについて、好奇心いっぱいにさまざまな質問がなされました。グループで答えを見つけるクイズのコーナーでは、新入生のみなさんの緊張のほぐれた素敵な笑顔が見られました。

この「学科の時間」は、新二年生、三年生となる上級生リーダーのみなさんが、新入生のみなさんとの出会いを楽しみにしながら、半年以上の時間をかけて企画・準備をしてくれたものです。英語英米文学科に集まるフェリス生の温かい心が受け継がれていく時間でもあります。今年も新入生、上級生、教員、それぞれの愛情と喜びに満ちた「学科の時間」となりました。

文学部英語英米文学科准教授　小泉泉