01from ferris to you
“おたより”
20220419
2021年12月に鎌倉市と締結した包括連携協定の一環として、日本語日本文学科の谷ゼミが「鎌倉殿・人物ガイドブック」を作成しましたが、その英語版を英語英米文学科の学生有志が作成しました。用語や文体については冨樫剛教授・パトリック・ヘラー准教授が指導し、また必要な修正を加えました。
以下、翻訳に参加した学生とヘラー准教授のコメントを紹介します。
【学生からのコメント】
「翻訳は、正直難しかったです。日常生活でもあまり目にすることのない言葉や言い回しが多く、それらをどう英訳すればよいか、頭を使うことが多く感じました。それでも翻訳を通して歴史を学ぶことができ、今後海外の方とお話しする機会に恵まれ日本の歴史について聞かれたときに、話せる話題を得られました。」
「鎌倉殿ガイドブックを翻訳することを通して、日本の歴史に触れることができて非常に貴重な機会だと感じました。特に百人一首の訳を翻訳する時、ただ文字通りに翻訳するのでなく、書いた人がどんな環境や気持ちでその一言を書いたのかを想像する必要がありました。それが難しかったのですが、完成した時に達成感がありました。文章の意味が同じでも、日本語と英語の表現がそれぞれ異なるところが魅力的だと思います。先生方や他の方々の協力があったからこそ、この経験ができました。どうもありがとうございました。」
【ヘラー准教授からのコメント】
“The student project was a great opportunity to bring the historic figures of Kamakura’s past into focus for a wide range of people in the present. I really appreciate the efforts of all concerned in the project and the Kamakura-Ferris contract. Thank you very much.”
今回の連携協定を支えてくださっている皆様にあらためて感謝申しあげます。ガイドブックの英語版を学校や観光の場で活用していただけましたら幸いです。
文学部英語英米文学科教授 冨樫剛