“おたより”

フェリス女学院大学には、本学における教育改革の一層の推進、もしくは教育活動の改善・活性化に資することを目的として、専任教職員が年間を通して行う活動を「大学教育改革プロジェクト」として選定し、支援する制度があります。

コロナ禍において開講中止が相次ぐ海外実習の代替授業を2023年度に創設するために活動した、2021年度の採択プロジェクト「非派遣型オンライン国際環境協力科目の整備に向けたマダガスカルの予備調査」が無事に完了し、下記のテーマで４回のオンライン勉強会の開催やそれぞれの授業資料の作成をおこないました。

１）マダガスカルの森林減少問題　7月28日（水）
２）マダガスカルでの栄養改善の試み　9月29日（水）
３）マダガスカルのチョコレート産業　11月24日（水）
４）日本とマダガスカルとの経済協力　2022年1月26日（水）　

各回ともにマダガスカル共和国の現場と本学とをZoomでつなぎ、NGO「マダガスカル みらい」の浅川日出男様と連携しながら環境問題、貧困問題、産業育成の実情と関連性について250名以上のフェリス生が学びました。後発発展途上国を象徴する同国の諸問題を詳しく取りあげることを通じて、国連の持続可能な開発目標（SDGs）達成に貢献する有効な「アクションプラン」を受講生が提案できる教育プログラムをひきつづき準備して参ります。

国際交流学部国際交流学科教授　佐藤 輝