01from ferris to you
“おたより”
20220308
今日、3月8日は国際女性デーです。
1870年にメアリー・E・キダーが横浜に創設したフェリス女学院は、日本で最も古い歴史を持つ近代的女子教育機関です。来るべき新しい社会のなかで、女性はどのような役割を担うべきなのか―そのような問いを、キダーは投げかけたのでした。
それから150年以上の時間が経ったいま、キダーの問いの意義はよりいっそう増しているように思われます。「女性活躍」が声高に叫ばれるいっぽうでジェンダーに関する不平等が根強く残り続けている現状を、どのように打破していけばよいのでしょうか。
フェリス女学院大学が理想としているのは、「新しい時代を切り拓く女性」です。けれども、そのような女性を育てるためには、私たち大学も失敗を恐れず変わり続けていかなければいけません。フェリス女学院大学では、2023年にジェンダー・スタディーズ・センター(仮称)の設置を予定しています。
ジェンダーやセクシュアリティについての学びをさらに充実させながら、世界を変える女性たちのネットワークを構築すること―それが私たちの目標です。その目標を実現するために、私たちはフェリス女学院の原点に立ち返りつつ、前に進み続けたいと思います。
学長 荒井 真