01from ferris to you

“おたより”

20220121

エコミュージアムとしての山手キャンパス周辺を、客員教授のザイアス先生と歩きました!

悪かった天候が午後には穏やかに晴れた12月17日に、山手ツアーを実施しました。コロナ禍にも拘わらず後期にフィリピン大学ディリマン校から来日して下さった文学部コミュニケーション学科の客員教授のザイアス(Cynthia Neri Zayas)先⽣を山手エリア・フェリス女学院歴史資料館にお連れすることがメインの目的でしたが、コミュニケーション学科の小ケ谷千穂先生、フェリスOGで非常勤講師の大野恵理さんとともに、10月に着任して間もない英語嘱託講師(CLA所属)の橋本真吾先生もご一緒できることになり、楽しい時間となりました。

皆、山手エリアにあまり来たことがないとのことで、歴史資料館を同館職員の鈴木慶子さんの解説を聞きながら見学して様々な角度からフェリスの歴史を知るとともに、当時の教員全員のサインが記載されている昔の卒業証書も見せて頂きました。その後、カイパー記念講堂のステンドグラスを間近で見、外国人墓地でキダーさん、カイパーさんたちのお墓にお参りもしました。

ザイアス先生は、フェリス女学院大学の協定校であるフィリピン大学ディリマン校で長く国際研究センターのセンター長を務めてこられました。海洋人類学・民俗学がご専門で、筑波大学で博士号を取得され、現在も主に三重県をフィールドに、漁民や海女の調査をされています。日本の歴史や文化に造詣の深いザイアス先生ですが、日本で最初のプロテスタント系女学校の歴史と外国人墓地を通して横浜の街のイメージが変わった、歴史資料館とともに山手エリア全体がフェリスの歴史にとって貴重であるとおっしゃっていました。まさに山手エリア全体をフェリスにとってのエコミュージアム(エコロジー&ミュージアム)と位置づけることの重要性を再確認しました。

文学部コミュニケーション学科教授 井上惠美子

scroll to top