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“よみもの”
20211229
英語英米文学科では、読む・書く・聞く・話すといった英語のスキルを伸ばすだけでなく、英語圏の文化や社会、歴史、芸術などを幅広く学びます。4年間の学びを通して、就職活動はもちろん、大学院への進学やあらゆるビジネスシーンで活かせるグローバルな発想・視野が身につくはずです。今回は、そんな英語英米文学科の学びをより深く掘り下げます。
語学力をみがきながら、英語圏の社会や芸術について理解を深める
英語圏世界の理解を深めるため、英語英米文学科では「英語学」「英語圏の文化と社会」「英語圏の文化と芸術」に関する専門科目を設けています。英語という言語そのものを研究する「英語学」では、第二言語の習得方法や、英語の発音・歴史、英語と日本語に現れる発想の違いなどを学習。「英語圏の文化と社会」では、イギリス・アメリカなど英語圏の政治・歴史・思想・宗教について、実例を取り上げながら学びます。「英語圏の文化と芸術」では、文学・視覚芸術・映画を中心に授業を展開。小説や歌・詩、演劇、デザイン、絵画、建築など、さまざまな分野を扱います。
「English Skills」でさらに高度な英語運用能力を習得
さらに、より高度な英語運用能力を習得するため、英語英米文学科では「English Skills」の専門科目群を設置しています。1年後期から3年前期までの履修となる全学共通の英語インテンシブ・コースに対し、「English Skills」では、1年前期から卒業直前の4年後期まで徹底した学習が可能です。また、Listening・Speaking・Reading・Writingなどのスキル向上だけでなく、ビジネス・国際問題をテーマとした研究、英語教育など、学生一人ひとりのニーズに応える多彩な授業を揃えています。
学科独自の留学プログラム
フェリス女学院大学では、海外で使える語学力や国際感覚を養うための、多様な留学・語学研修制度を用意しています。なかでも、英語英米文学科の学生を対象として実施されているのがセメスター・アブロードです。参加者はニュージーランドの協定大学で1学期間、各国の留学生とともに英語を学びます。ホームステイによる滞在になるため、言葉だけでなく現地の暮らしや文化を実感できる点も特徴です。また、留学先での修得単位は本学でも認定されるため、卒業要件単位を満たせば4年間で卒業できます。
4年間の学びのステップ
英語英米文学科の1年次では、「R&R(入門ゼミ)」や「英米文化基礎ゼミ」で学修・調査・研究の基礎を学ぶとともに、さまざまな科目を通して自分の興味を広げます。2年次からは「英語文化発展ゼミ」で関心を持った各専門分野についてより深く研究。3年次に「英米文化専門ゼミ」に所属し、少人数クラス(ゼミ)で特定の分野やテーマについて調査・研究を進めます。4年次では「英米文化卒論ゼミ」でこれまでの研究成果を発表。4年間を通して体系的に知識を身につけられるカリキュラムとなっています。
卒業後の進路
英語英米文学科では、卒業生を講師とするキャリアセミナーを毎年2回開催し、進路のモデルを提供しています。学生たちは、昼休みにランチをとりながら先輩の話を聞き、気軽に、しかし現実的に、自分の将来像を考えています。卒業生の就職先は、商社・小売(20.0%)、金融(20.0%)、情報関連(11.3%)などさまざまです。卒業後も転職・進学など進路変更の折に各教員が相談にのるなど、いつまでも温かいフレンドリーな環境がフェリスにはあります。