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“よみもの”

20211229

音楽を通じて、創造力と豊かな感性、コミュニケーション能力を育む、音楽芸術学科の学び

幅広い教養をベースに専門知識・技能と感性を養い、音楽を通して社会とつながる人材を育てる音楽芸術学科。実践的に学び、コミュニケーション能力や多様な価値観を理解する力を身につけた卒業生は、多方面で活躍しています。今回は、さまざまな角度から音楽にアプローチする本学科の学びをご紹介します。

音楽の基礎を身につけ、多彩なジャンルから学ぶ

「室内楽の夕べ」より 撮影=藤本史昭

音楽芸術学科に入学した学生は音楽的な基礎力の習得からスタートし、アクティブ・ラーニング科目群の学びを経て、10の専門ゼミで学修・研究を深めます。「音とメディアテクノロジー」ではデジタルメディアによる表現を、「映像と音楽による表現」では映像と組み合わせた表現を、また「サウンドデザイン」では音に関わる幅広い課題へのアプローチを探究。「音楽ジャーナリズム」ではフリーペーパー制作を通して取材・発信の手法を、「ポピュラー音楽」ではバンド活動を通してJ-POPと洋楽を実践的に学びます。そして、「ミュージックカルチャー&ビジネス」ではビジネス展開など世界的音楽活動の可能性を探究。「作曲・編曲」では音楽作品の創作に、「舞台芸術」ではミュージカルやオペラの舞台制作・上演に取り組み、「共演コミュニケーション」では出張コンサートを通して演奏会のマネジメントを、「音楽教育」では音楽指導における演奏や言葉の伝え方を学びます。

パフォーミング・アーツ科目で高度な技能・表現力を修得

「演奏技術や表現力をより向上させたい」というニーズに応えるのがパフォーミング・アーツ科目です。学生は時間割の都合に合わせて、15分、30分、45分の3コースから選んで受講できます。一人ひとりのレベルに合わせて演奏・表現技術を磨く「個人レッスン」や、演奏公演・舞台公演をめざして履修者全員がステージをつくり上げる「グループ実技」、ICTやAIなどの先端技術を応用した音楽をグループレッスンで学ぶ「ミュージック・テクノロジー・ラボ」、さらに教員免許取得をめざす学生に向けて、教員に必要な音楽の基礎知識を学ぶ「教職グループ実技」を設けています。

4年間の学びのステップ

音楽芸術学科では、1年次に少人数形式で基礎的な知識・技能の定着を図る「基礎演習」、2年次に幅広い分野から音楽と社会との関わりを実践的に学ぶ「応用演習」を履修します。3年次の「専門ゼミⅠ・Ⅱ」では各自の関心が高いテーマに沿って専門ゼミに分かれ、学びを深めていきます。そして、4年次の「専門ゼミⅢ・Ⅳ」では担当教員の指導のもと「卒業プロジェクト」に向けて専門性を高めます。「卒業プロジェクト」では『卒業論文』または『卒業制作及び副論文』のいずれかを選択し、研究・制作・発表を通してプロジェクトを完成させていきます。

卒業後の進路

卒業後は、商社・小売(18.8%)、マスコミ(15.6%)、宿泊・飲食サービス(15.6%)を中心に幅広い業界へ就職しています。

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