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“よみもの”

20211228

多彩な分野の知見に触れ、グローバル社会で活躍できる力を育む国際交流学科の学び

国際交流学科では、世界各国の言語や文化、歴史、経済など、幅広い領域を学べるカリキュラムを提供。語学力はもちろん、多種多様なバックグラウンドを持つ人々と共生するためのコミュニケーション能力や行動力、さらに国際問題にもつながる課題解決力を養います。今回は、充実した学びの内容をより詳しくご紹介します。

関心のあるテーマを探究できる3つのプログラム

1年次で国際交流に関する基本的な事項を学び、2年次からは「国際協力」「文化交流」「人間環境」の3つのプログラムのうち、いずれか1つを選択。国際社会における平和や人権、貧困問題を考える「国際協力」、世界各国の文化を学び交流活動に貢献する「文化交流」、地域経済や環境保全のノウハウを知り、他者と共生する方法を探る「人間環境」と、学びの内容はさまざまです。選択したプログラムに置かれた授業科目で学ぶことで、体系的な知識を身に付けることができます。また、自分の興味・関心に合わせて他のプログラムの科目を履修することも可能です。

SDGsのゴール達成にもつながる豊富な授業科目

学科開設当初から、途上国への開発援助やジェンダー、地域紛争、環境破壊など、グローバルな課題の研究に取り組んできた国際交流学科。“For Others”(他者のために)という大学の理念にもある通り、弱い立場の人々に目を向ける学びのあり方は、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指すSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)と結びつきます。多様な専門分野の学びに触れ、授業や海外実習などを通じて知識を深めることで、世界で起こっている様々な問題をグローバルな視点から考え行動できる力を養います。

語学学習や留学と組み合わせて、より専門的で深い学修を実現

全学共通の語学教育プログラムとして、「英語インテンシブ・コース」および英語以外の外国語を集中的に学べる「初習外国語インテンシブ・コース」を設置。「初習外国語インテンシブ・コース」では、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、朝鮮語の中から1つを選んで学びます。国際交流学科では、初習外国語の担当教員がその国の文化や歴史、経済、芸術などに関する専門科目を担当するため、言語と専門科目の内容とを関連づけた学修が可能。専門科目やゼミ、語学学習や留学などの有機的な学びの組み合わせで、国際社会についてより深い知見を得ることができます。

海外実習での学びも提供

フェリス女学院大学では、短期の語学研修や海外インターンシップ、ELAP(English Language Acquisition Program)や、長期の交換・認定留学など、バリエーション豊かな留学制度を用意。また、国際交流学科独自のプログラムとして、「オーストラリア現地実習」と「海外エコツーリズム実習」、「海外環境フィールド実習」を授業科目として開設しています。これらのフィールドワークの特徴は、語学の学習だけにとどまらず、現地での活動・体験を通してより専門的な内容を学べること。例年多くの学生がオーストラリア、インドネシア、キリバス、ベトナムなどを訪れ、貴重な経験を積んでいます。

4年間の学びのステップ

国際交流学科のカリキュラムは、4年間を通じて着実に学びを積み上げられるよう設計されています。1年から4年まで、演習授業が必修となっていることも特徴です。1年次前期では、「導入演習」「研究入門」の科目で基礎的なアカデミック・スキルを修得。1年次後期から2年次後期までは「基礎演習」で各専門分野の学びに触れ、知識の幅を広げます。こうした経験を経て、3年次からは「専門演習」で選択したテーマを深く追究。学修の成果を4年次に卒業論文としてまとめます。学生は幅広い分野を段階的に学ぶことで、語学力だけでなく自ら問いを立てる力や、多角的な視点など、課題解決に欠かせない素養を身に付けることができます。

卒業後の進路

本学科の学生は卒業後、商社・小売(19.0%)、情報関連(12.8%)、金融(12.8%)を中心に幅広い業界に就職しています。

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