“おたより”

11月24日、ボランティアセンターは、宗教センターの協力のもと、アンネバラ植樹記念礼拝を開催しました。センター創設年の2003年に実施した「アンネのバラ」の植樹会（11月17日に緑園キャンパス）を記念し、毎年、平和への想いを込めてこの礼拝を開催しています。礼拝はセンターの学生スタッフが奨励、司会、奏楽、聖書朗読、先譜を担当。奨励を行った学生スタッフは、アンネの日記に沿った「友人」をテーマに話しました。

十人十色という言葉があるように、ここフェリス女学院大学には様々な考えや価値観を持つ人がいます。そしてこれからも、皆さんの人生にはたくさんの出会いがあることでしょう。もし、あなたが、自分を好きになってくれる友人がいないと感じているならば、この場所が、あなたにとっての“人生の礎”となりますよう、祈っております。　

（中略）

皆さんが素敵な友人に出会えますように。そしてその出会いが、あなたの人生を切り拓く、大きな一歩となりますように。

コロナ禍で人との交流に一定の制限がある中で、自己肯定感や他者とのつながりの大切さに言及したこの奨励は、多くの学生や教員から共感がありました。

ボランティアセンターでは、本学の教育理念「For Others」のもと、学生スタッフが主体となった様々なプロジェクトを実践しております。「アンネのバラ」プロジェクトでは、学生スタッフが平和構築への想いを込めて丁寧にバラを育て、剪定をしております。また、その花弁をポプリに加工し、モロッコ産の100%天然オイルを浸し、関係者にお配りしています。

これからも学生スタッフによるこのプロジェクトを発展させ、みなさん自身の可能性を探求できる世界を継承していけたらと願っています。