01from ferris to you

“おたより”

20211018

2021年度前期のオンライン・ジャパンスタディーツアーを実施しました(第1回:長崎)

ジャパンスタディーツアーは20年以上続く本学の大切な平和学習プログラムです。交換留学生とフェリス生がともに平和について学ぶ2泊3日の人気プログラムです。

本プログラムの軸は「原爆投下について学び、実際に広島を訪れて被爆者の方の講話をうかがい、『平和』と『未来』について、学生たちがともに学ぶ」というところにあります。平和学習の前後には、厳島神社や広島市近郊の観光地を訪れて楽しいひとときを持ちます。交換留学生とフェリス生が交流を深めるとても良い機会となっています。

2020年度・2021年度のツアーは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、現地訪問を控え、オンラインを活用して実施しています。今年度からはさらに新しい試みとして、「広島」以外の地域も学習対象として含め実施することとし、前期は「長崎」「沖縄」についての学びの時を持ちました。

水際対策で来日できない交換留学生も韓国、中国、インドネシア、ドイツから6名が参加し、本学学生と共に3回にわたって戦争・平和に関する学びとディスカッションを行いました。

【前期の平和学習プログラム】

第1回
7月2日(金)
・「長崎の歴史」、「原爆の被害」、「復興」について学ぶ
・長崎県出身者からのメッセージを共有
第2回
8月7日(土)
・「ひめゆりの学校生活」「生き残った生徒の戦後」について共有
・ご講話「ひめゆり学徒隊の沖縄戦」について
協力:古賀徳子氏(ひめゆり平和祈念資料館学芸員)、琉球大学学生
第3回
8月14日(土)
・ディスカッッション
「多様な視点で、8月15日について考える」

今回はその中から、第1回の長崎の原爆被害についてご紹介します。
なぜ長崎に原爆が落とされたのか、歴史的背景からの考察や連合国が示した理由を共有し、原爆による被害、長崎の復興について学びました。太陽の表面温度と同じくらいの熱線から受けた火傷の苦痛、爆発で外に向かった力が真空状態となった中心に戻ったため2倍の破壊力があったこと、放射線の人体への影響は救助活動のために市外から爆心地に入った方々にも及び、長年に渡り苦しまれていることなど、原爆の脅威についての理解を深めました。

原爆投下から76年が経ち、被爆された方々の高齢化が進んでいます。「原爆の被害について正確に理解し、次世代に継承すること」が私達に与えられた課題であると再確認しました。


長崎出身の学生が長崎への原爆投下について、3つのTopicを寄せてくれたので、ご紹介します。

『平和の泉』
爆心地の近くには小さな川が流れており、そこには何人もの人が水を求めてそこで力尽き、折り重なって倒れたというのが資料に残っている。そういった過去からその痛ましい霊に水を捧げて、冥福を祈り、あわせて世界恒久平和を祈念するために作られた。

『平和記念像の指』
垂直に高く掲げた右手は原爆の脅威、水平に伸ばした左手は平和、横にした足は原爆投下直後の長崎市の静けさ、立てた足は救った命を表す。軽く閉じた目は戦争犠牲者の冥福を祈っている。長崎で平和公園を訪れる際はこの意味を頭の片隅に置いてほしい。

『焼き場に立つ少年』
亡くなった弟を背負って真っ直ぐ前を見つめている写真。これは原爆資料館の最後に展示されているもの。ローマ法王は、この写真をみれば千の言葉よりも伝わる力があると仰り、ハガキにして世界に配布した。原爆というのは恐ろしく、小学生の男の子が家族の死に直面しているのにも関わらず泣くことすら出来ないものなのだということが伝わってくる。


後半のレポートは、次回のブログ記事に続きます。

scroll to top