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“おたより”

20210624

国際交流学部で学ぶSDGs② ゼミでサステイナビリティを考える

国際交流学部では、世界全体やさまざまな地域の政治・経済・社会・文化などを学ぶ中で、SDGsで掲げられている課題を知り、その達成につながる新たな価値観を考える機会が多くあります。今回は、高雄綾子先生の専門演習(高雄ゼミ)の様子をご紹介します。

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SDGsでは政府や企業の取り組みだけでなく、私たちのライフスタイルの変容も求められていますが、その代表的な目標が、12番目の「つくる責任、つかう責任」です。これは、持続可能な発展のために、つかう側である私たちもできるだけ環境や人権に配慮した商品を選び、購入し、そしてリサイクルをすることで、資源を無駄なく循環させ、労働や自然の状況を改善することを目指すものです。

専門演習では、「ライフスタイルからサステイナビリティを考える」をテーマに、今を我慢せず未来を良くするための行動変容を、消費者、大学生という立場から、学習心理学や行動経済学の知見も踏まえ、議論しています。例えば、外出先ではペットボトルの分別をついついサボってしまうのはなぜか? という問題について、行動を阻む「摩擦」を見いだし、解消する方法を考え、そして「ついやってしまう」リサイクルのデザインを提案しています。学生達は、「ゼミの授業を通じて、街を歩いて様々な演出や仕掛けをつい考えてしまうようになった!」と話しています。足元から実践できるSDGsを一緒に考えていきませんか?

国際交流学部国際交流学科准教授 高雄綾子

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