01from ferris to you
“おたより”
20210622
6月16日(水)のチャペルサービスは、「アンネのバラ記念礼拝」でした。
毎年6月にアンネ・フランクの誕生日を記念して行なっている礼拝で、ボランティアセンターの学生スタッフが礼拝を担当し、平和と希望に思いをはせる時をもっています。
アンネのバラは、戦争のない平和な世界にという願いを込めて2003年に緑園キャンパスに植樹されてから、ボランティアセンターの学生スタッフが心を込めて育てています。
アンネ・フランクは、ユダヤの家庭に生まれ、13歳の時にナチスから逃れるために家族とともに隠れ家に移り、そこで2年間にわたって息をひそめて生活し、強制収容所に送られ、15歳でこの世を去りました。2年間の隠れ家生活の中で、アンネが自分の心の内を書き綴った『アンネの日記』を読んだことのある人もいると思います。
今年度の「アンネのバラ記念礼拝」は緑園チャペルでの対面礼拝と、そのライブ配信をして、一部の学生スタッフたちはそれぞれの場所からZoomでの参加となりました。
礼拝では、「アンネの願いのこもった美しいバラが、みなさんが改めて平和について考え、希望に向かって走り出すきっかけになりますように」というお話を、学生スタッフが語ってくれました。そして「フランチェスコの平和の祈り」をささげて、アンネが抱き続けた平和と希望について礼拝を通して心を向けました。
礼拝の中で賛美したように、わたしたちも小さなかごに花をいれて、ほかの誰かにそれを渡すことができますように。