01from ferris to you

“おたより”

20210527

留学の現状と新しい学びの機会〜海外協定校等のオンライン・プログラムの募集を開始します

4〜5月にかけて、国際課のオリエンテーションとして、フェリスの派遣留学プログラムを紹介する「海外留学説明会」をはじめ、2021年度に予定されている短期プログラム10件の説明会をオンラインで行いました。

新型コロナウイルス感染症の影響により海外渡航は依然として厳しい状況にあります。そのような状況にあっても、どのようなプログラムが学生のために準備されているのかを伝え、4年間の大学生活の選択肢の一つとして捉えてもらいたい、また卒業後の留学なども視野に入れて将来への学びのデザインをしてほしい、という願いがそこにはあります。

説明会の冒頭では、本学の危機管理コンサルタント専門家にも登壇いただき、新型コロナウイルス感染症に関する世界各国の状況と海外留学・生活における危機管理についてお話いただきました。また、国際センター長から2020年6月に定めた「フェリス女学院大学派遣留学プログラム再開判断基準」(以後、「再開判断基準」という。)についても丁寧に説明を行い、2020年度は派遣留学プログラムを全て中止し、今後も「再開判断基準」をクリアすることはしばらく厳しい見通しであることを伝えました。
さらに、海外渡航ができない今だからこそできる留学準備や卒業後の留学に関する情報も提供し、国内・学内での国際交流の機会も豊富に提供していく方針であることを伝えました。

新入生、在学生あわせて200名以上が参加した「海外留学説明会」のアンケートには、次のような感想が寄せられています。

・新型コロナウイルス感染症によって留学がどうなるのか、現状なども明確に把握できていなかったので説明を受けることができて良かったです。また、在学中に留学が出来なかったとしても大学院や卒業後に留学するという選択もあるということに気付くことができていい機会となりました。

・新型コロナウイルス感染症拡大で、どのような国際交流の方法をとるのだろうと思っていたが、今日の説明会に参加して、国外に出なくても、さまざまな方法があるのだとわかりました。

・現在、新型コロナウイルス感染症の影響でなかなか留学が難しいですが、どこにどのくらいの期間で留学するのかなど考える良いタイミングなので、今のうちにしっかりと考えていきたいです。 学内、国内でも国際交流できる制度もたくさんあるので、積極的に参加をすることも検討していきたいと思いました。

残念ながら、外務省が定める感染症危険レベルは、多くがレベル3(渡航は止めてください)の状況にあります。レベルの引き下げられた国もレベル2(不要不急の渡航は辞めてください)の状況にあり、2021年度夏季に予定していた短期プログラム7件は全て中止とすることが決まりました。

2020年度に引き続き、短期海外研修を実施できない状況は、学生の学修機会の損失につながることから、代替措置として海外の協定校等が提供する長期休暇期間中に行われるオンライン・プログラムの提供を開始することにしました。
学生のみなさんにはFerrisPassportで詳細のご案内をしています。

<提供予定のオンライン・プログラム>
【英語圏】
ホープカレッジ(アメリカ)Summer Virtual ESL Program
ビクトリア大学(カナダ)English For Global Communication
西シドニー大学(オーストラリア)3-week Online Study Tour English + Sustainable Development Goals (SDGs)

【初習外国語圏(フランス・ドイツ・スペイン・中国・韓国)】
トゥーレーヌ学院(フランス)COURS EN LIGNE
IIK(ドイツ)ドイツ語コース
サラマンカ大学(スペイン)ONLINE SPANISH LANGUAGE AND CULTURE COURSES
北京大学(中国)オンライン中国語講座
北京語言大学(中国)オンライン中国語講座
梨花女子大学(韓国)国外短期コース(オンライン)

今後、各オンライン・プログラムの内容について協定校の魅力とあわせて、ブログでもお伝えしていきたいと思います。

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