01from ferris to you

“おたより”

20210506

国際交流学部のプロジェクト型授業(プロジェクトで学ぶ現代社会2021)

国際交流学部の2021年度開講科目「プロジェクトで学ぶ現代社会」では、社会連携型PBL(プロジェクト学習)を展開しています。授業の連携先を、大学外部の企業や団体から選定し、課題に基づき展開した研究成果を、広く外部に公開して行く予定です。
2021年度は、以下のように連携先とテーマを決定しました。

2021年度テーマ:「都市圏の近郊都市の実態と価値を探る」
連携先:千葉県市原市

本授業では2019年度に、首都圏から80キロ圏程度、公共交通で1時間半程度の距離にある、中小規模の自治体をテーマに、複数の自治体と連携して、神奈川県真鶴町、茨城県利根町、埼玉県横瀬町などの近郊都市を研究しました。

それらの地域は、わかりやすい「田舎」ではないので、なかなか話題になりにくいのですが、過疎化・人口減少・高齢化などの課題を抱え、都市部への影響も少なくありません。
今年度は、千葉県市原市の御協力を頂き、地域のコンテンツを作成していく課題にアプローチします。市原市は、人口27万を超え京葉工業地帯の中核となる大都市ですが、昭和42年に南部にある南総町、加茂村を併合しています。過疎地域を編入した自治体として、非常に興味深い研究対象でもあります。何より、容易に足を運ぶことができる地域ですので、フィールドワークをしながら、いま日本で最もホットなテーマである「地方創生」を学びます。

ただし新型コロナウィルスの影響もあり、現地に行けるかどうか、若干不明です。そこで本授業では、オンラインを活用し、Street Viewやその他のリソースを使って、バーチャルなフィールドワークを試みます。こうした試みは、今まで殆ど行われていませんでしたので、貴重な機会になると思います。

なお、成果報告は、前回に引き続き、電子書籍などを予定しています。

scroll to top