“おたより”

本学の学生に将来の留学を見据えて世界のさまざまな情報に触れてもらえるよう、外務省「外交講座」のご協力のもと全3回のシリーズで開催している「留学準備教養講座」。
第1回「インドネシアを知ろう」、第2回「スコットランドを知ろう」に引き続き、フェリス女学院大学、外務省、在スロバキア日本国大使館、駐日スロバキア大使館をZoomで繋ぎ、1月21日に「スロバキアを知ろう」を開催しました。

冒頭、トマーシク駐日スロバキア特命全権大使から本学在学生に向けてメッセージをいただきました。また本学の協定校であるコメニウス大学を卒業し、現在、駐日スロバキア大使館に勤める外交官の方から、スロバキアと日本の交流についてご紹介いただきました。

スロバキアへの留学やヨーロッパの文化、社会に興味のある学生だけでなく、本学の日本語教員養成講座を受講している学生にとっても、有意義な学びの時間となりました。

講座終了後に実施したアンケートには、
「複雑な歴史があったことはなんとなく知っていましたが、独自の文化や言葉をもち、多様性に富んだ国ということを今回、より詳細に知ることができました。また、スロバキアの穏やかな国民性や豊かな自然について知ることができ、旅行ができるようになったらぜひ訪れてみたいと思いました。」
「スロバキアについてほぼ何も知らなかったので、今回の講座でいろいろなスロバキアの情報、文化、歴史について知ることができて、とても楽しかったです。」
「世界史の授業でしかこれまで触れることがなかったスロバキアについて、理解を深めることができました。」
といった感想が寄せられました。
さまざまな視覚資料とエピソードを交えて、スロバキアの魅力について教えていただいたことで、本学在学生だけでなく、教職員にとっても素晴らしい学びの時間となりました。ヨーロッパの中心に位置するスロバキアに、これからも注目していきたいと思います。

今年度、新型コロナウイルスの影響により、フェリス女学院大学の留学プログラムは相次いで中止、延期せざるを得ない状況に直面しました。しかし国際センターでは、留学できない「今」を、将来の留学実現に向けた準備の時ととらえ、外務省のご協力を得て「留学準備教養講座」を開催してきました。学生からは「いわゆる教科書の知識ではなく、今現在、世界で起きている〈生きた情報〉を知ることができました」といった感想も寄せられています。2021年度も在学生にとって豊かな学びの機会となる「留学準備教養講座」を継続して開催していきたいと考えています。