01from ferris to you
“おたより”
20210209
毎年度、前期中に募集を行い国際センター委員会において選考を行っているフェリス文芸賞「留学生日本語エッセイ部門」。2020年度は、①日本でびっくりしたこと、感動したこと、②フェリスで考えたこと、③(家から出ない)私の一日、の3テーマでエッセイを募集しました。
今年もたくさんの応募があり、そこには、過去の生活を振り返ったことからジェンダーと向き合ったこと、非日常からの発見や新しい活動を始めたこと、日本で出会った人との触れ合いや国民性の違いに戸惑いながらも学んだことなどが生き生きと綴られていました。
特に新型コロナウイルスにより日常が一変し、長期休暇中の実家、母国への帰省もままならないなか、親元を離れて外国(日本)で暮らす留学生が現実を受け入れて柔軟に対応していく姿にたくましさを感じました。さまざまなバックグラウンドを持つ留学生、それぞれの視点から生まれるエッセイは私たち日本人に新たなテーマも示してくれました。
多くの良質なエッセイのなかから、1席1名、2席1名、3席3名、特別賞3名と計8名の留学生によるエッセイを今年度のフェリス文芸賞として選考し、12月2日には、その他の部門と共に奨学会からの授賞式がオンラインで行われました。
キャンパスに自由に入構できるようになった際には、国際センターの国際交流ラウンジに立ち寄り、留学生の日本語エッセイ作品集を手に取りぜひ読んでみてください。