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“おたより”

20210204

オンライン公開講座「江戸時代の資料でたどる歌舞伎音楽」を開催しました

今年度、音楽学部の公開講座は感染症対策のためオンライン(学内限定)で実施しています。1月13日(水)は「江戸時代の資料でたどる歌舞伎音楽」と題し、音楽学部の非常勤講師を務める音楽学者の前島美保先生にお話を伺いました。

今回の講座では、歌舞伎に関する出版物、歌舞伎の舞台、そして歌舞伎音楽の順に史料を辿ってまいりました。歌舞伎文化が栄えた江戸時代から残る貴重な史料の数々は、一見すると難解なものに見えますが、前島先生の解説によって何が書かれているのか、どこに注目すると良いのか、理解を深めながら読み解いていくことができました。現代の演劇文化にも見られる数々のシステム(例えば公演チラシやパンフレット、演劇雑誌などの出版物や、舞台をぐるりと回転させる廻り舞台の装置など!)が200年以上も昔から存在していたことには受講生たちも驚いたのではないでしょうか。
また、今回は文学部日本語日本文学科の教員や学生の受講も目立ちました。日本文学史と日本音楽史、それぞれの視点から歌舞伎研究を比較すると、また新しい発見がありそうです。専門分野を跨いで学術交流がもてるところも、フェリスでの学びの魅力です。

本講座をもって今年度の公開講座は終了となりますが、2021年度の公開講座にもどうぞご期待ください!

音楽学部 演奏会室

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