01from ferris to you
“おたより”
20210107
学生に将来の留学を見据えて国際的な情報にさまざまに触れてもらえるよう、外務省「外交講座」のご協力のもと3回シリーズで開催している「留学準備教養講座」。
第1回の「インドネシアを知ろう」に引き続き、フェリス女学院大学、外務省、在エディンバラ日本国総領事館をZoomで繋ぎ、12月7日に「スコットランドを知ろう」を開催しました。当日はイギリス関連の授業を履修している学生をはじめ100名ほどの学生が参加し、盛況でした。
講座では、在エディンバラ総領事館から、領事の方が、スコットランドの歴史や文化、政治、経済、日本との関係等についてさまざまな観点からわかりやすくお伝えくださいました。加えて、海外赴任に至るまでの経緯や実際に海外で生活して感じた異文化圏での暮らしについても実感とともにお伝えくださいました。
講座終了後に実施したアンケートには、「スコットランドについて全く知識がありませんでしたが、今回の講座でスコットランドはイングランドとまた違った社会、文化があることを知れてよかったです。」「異文化と馴染むことの大変さや、その中にもある楽しさなど様々なことを知れてよかった。スコットランドに行ってみたいと感じた。」といった感想が寄せられました。
スコットランドの法制度がイングランドとは異なることや、スコットランドとイングランドの社会制度・文化の違い、日本の近代化にスコットランドが果たした重要な役割、さらにはビーガンやベジタリアンが多いといった現代スコットランドの生活文化の諸事情まで、多彩なスコットランドの情報に触れることができ、学生たちにとって、スコットランドがとても近い存在になったようです。
スコットランドには、フェリスの協定校であるハイランド&アイランド大学パース・コレッジがあり、毎年夏に2週間ほどのプログラムで学生たちが訪れています。今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、プログラムは中止となりましたが、状況が落ち着けばまた、当地を学生が訪れることができる日がやってきます。
今回の講座で学んだスコットランドについて、学生たちが実際に現地に行くことでより多くのことを吸収し感じることができる日が早く訪れてほしいと願います。
なお、図書館では、現在、留学準備教養講座で学んだ「インドネシア」「スコットランド」に関する図書の展示を行っています。
今年度の最終回となる「スロバキアを知ろう」は1月21日(木)に開催します。