01from ferris to you

“おたより”

20200929

ボランティアセンターでは2019年より、認定NPO法人だんだんの樹が運営する「コミュニティだんだん」にて、小学生向けの学習支援を実施しています。COVID-19の影響により、現地でのボランティア活動が難しい中、今年7月よりオンラインによる学習支援を開始しました。

これまでの現地派遣のボランティアでは、週1回コミュニティ内のスペースにて子どもたちの宿題をみるだけではなく、近隣の公園で子ども達の遊びを見守り、サポートしてきました。しかし、COVID-19の影響により、暫くボランティア活動が実施できなくなり、この度、当センター(ボランティアセンター)からの提案させて頂き、オンラインでの支援が実現しました。

オンラインではWeb会議システム「Zoom」を使いながら、「学習クイズ」を出題し、また子どもたちからの質問に回答し、オンラインでありながら、同じ時間を楽しむ工夫をしています。「学習クイズ」はコミュニティに訪れる小学生を意識し、1問1答形式で答えられる問題にして、イラストを使用したPower Pointのスライドの画面を共有して実施しています。

オンラインボランティアにより、移動時間が短縮されるため、「ボランティア活動がしやすくなった」という参加学生もいますが、一方で、コロナ以前から学習支援に関わっている学生スタッフからは、「パソコンを使用したオンラインボランティアは、視野が狭く、室内の一部しか見えないため、子ども達の状況が分かりにくい時があるので、その場に合わせた対応が難しい」と新しい課題も出てきました。
学生自身が課題に取り組みながら、ボランティア活動内容を改善し、一人でも多くの子ども達が笑顔で過ごせるよう、取り組んでいます。

ボランティアセンターによる学生ボランティアの特徴は、その多くが長期的であり(毎週実施)、ボランティアを受ける子ども達に寄り添うことを念頭に実施しています。オンラインボランティアにより、教材制作等といった準備に時間がかかりますが、学生達は、子ども達の笑顔を浮かべながら、活動しています。
引き続きボランティアセンターでは学生ボランティアの活動を支援し、学生主体のプロジェクトを運営します。

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