01from ferris to you

“おたより”

20200406

フェリス女学院の校歌について

今日は《フェリス女学院校歌》についてご紹介します。

大学では、授業の開始と終了のチャイムに校歌の一節を使っています。
新入生の皆さんもキャンパスでの授業が始まったら毎日のように耳にするこのメロディーが学生生活の印象的な思い出の一つとなっていくことでしょう。

《フェリス女学院校歌》は、戦後の復興期である1950年に、創立80周年の記念事業のひとつとして誕生しました。
作曲は、当時の学院の音楽科教員で作曲理論を教えておられた團伊玖磨先生が担当することになりました。團先生は戦後日本を代表する作曲家の一人で、木下順二の台本による歌劇《夕鶴》は、日本で最も頻繁に上演されるオペラです。また、童謡として親しまれている《ぞうさん》も團先生の作曲です。

校歌の歌詞は、学内関係者から公募することになりました。
多数の応募作のなかから選ばれたのは、中学校・高等学校の国語の教員で当時22歳だった英康子(現姓 依田康子)先生による詞でした。
歌詞のなかには聖書のことばが要所要所に歌いこまれています。
「惠の花」は山手の丘のクローバーの花であると同時に聖書の「野の花」(マタイ6:28)に通じます。
「生命の清水」(ヨハネ4:14)、「自由」と「まこと」(ヨハネ8:32)もみことばによります。

今年は残念ながらできませんでしたが、毎年の新入生の学外オリエンテーションでは、参加者全員で校歌の練習をします。
新入生の皆さんは新たな学生生活に期待を込めて、また、在学生の皆さんもこれからの新たな学びとの出会いに期待を込めて、ぜひ聴いてみてください。
先行きのわからない毎日を過ごす私たちに、力を与えてくれる校歌です。

フェリスの校歌はこちらから聴くことができます。

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