01from ferris to you
“おたより”
20200131
「さんびのまなび」は4年前、聖書研究会で学ぶ学生たちが「神の言葉を学ぶと同時に、わたしたちの応答のありかたを学びたい」と始めた集まりです。授業の合間を見つけて集まる不定期の集会ですが、様々な賛美歌を学びながら実際に歌ってみる会として続けられてきました。秋岡学長がゲストとして参加し、その日の賛美歌の解説を中心としたミニトークをするのが恒例ですが、最近ではトークのみならず、鍵盤ハーモニカで旋律を弾いたりギターで伴奏をしたりと、小さいながらも豪華な時間を過ごしています。
この会では大学の礼拝で馴染みのある『讃美歌21』のほかに、最近出版された新しい賛美歌集、逆に古い賛美歌集なども用います。キリスト教の暦にあっているもの、講演会やリトリートの内容にぴったりだと思うもの、いつかの礼拝で使われたものをもう一度歌いたい……など、選曲は歌詞をよく見ながら学生が行います。多様な賛美歌を歌うことは、時代とともに変わる私たちの問題意識、それぞれの賛美歌集(聖歌集)を編んだ共同体の思いなどを知る機会にもなり、わたしたちの祈りや賛美を共有することの豊かさと大事さを実感できる時間です。
この1月に行われた「さんびのまなび」につけられたタイトルは「SOLI DEO GLORIA!」。「神にのみ栄光」と訳されるこの言葉は、神を賛美する言葉そのものであり、同時に、神の恵みのもとに生きる私たちが時空を超えてともに神に捧げることができる言葉でもあります。2020年度もこの集まりを実施する予定です。