01from ferris to you
“おたより”
20190705
7月1日の午後、キリスト教講演会が行われました。この講演会は建学の精神である「キリスト教の信仰に基づく女子教育」のさらなる明確化・具体化を目的とした行事として毎年2回行われ、前期には自校史について学ぶことが恒例となっています。
この日の講演会では、秋岡学長が学院の様々な資料を示しながら学院草創期の生徒たちと宣教師たちの姿や関東大震災でのカイパー校長の殉職などの学院の歴史について語りました。これらの歴史は、宣教師やアメリカの支援者たち(大人だけでなく子どもたちも!)が日本の若い女性たちのためにささげた祈り、未来への希望、そして惜しみなく与えた深い愛を示しています。そのような歴史をもつ学院で今を過ごすわたしたちは何を学びどのように生きるのか、それぞれが問いかけを受けました。
「それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つはいつまでも残る。その中で最も大いなるものは愛である。(コリントの信徒への手紙 一 13章13節)」
この有名な聖書の言葉は、フェリス女学院でもながく大切にされてきましたが、学院の原点でもあり、学院の歩みそのものなのかもしれません。
参加した学生の感想
・学院の歴史と「他者への愛」を学ぶことは、学院について知るだけでなく、現在の世界の問題を解く鍵を見つけることでもあると知りました。
・校章に「信仰・希望・愛」が表されていること、しかも、「愛(アガペー)」が中心にあることを知りました。また、初期の生徒たちが「Jesus Loves Me!」の賛美歌を歌っていたことも知り、フェリス女学院が「愛」をとても大切にしてきたことに気付きました。
・「他者への愛」の話を聞きながら「愛されるよりも愛することを」という有名な祈りの言葉を思い出しました。他者のことを考えたり、他者とともに生きていくことを目指して学んでいきたいと思いました。