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“おたより”

20181211

コミュニケーション学科:社会心理ゼミの卒業論文執筆のあれこれ

コミュニケーション学科による、ゼミ別・卒業論文に関するレポート第二弾です。本日は、社会心理学を研究する潮村公弘先生のゼミからです。
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「多文化共生社会におけるダイバーシティ実現についてともに考える」

文学部コミュニケーション学科の「潮村ゼミ」では、多文化社会においてダイバーシティ(多様性/多様性の尊重)をより良く実現するための方策に取り組んでいます。

テーマは、社会心理学、文化心理学、心理学全般(心のあり方全体)に広く拡がっていますが、中核的なテーマは「多文化社会におけるダイバーシティ推進」です。主な書籍を一冊挙げるとすれば、お茶の水女子大学の加賀美常美代先生ほか編著の『多文化社会の偏見・差別 ―形成のメカニズムと低減のための教育―』(刊行・明石書店、企画・異文化間教育学会)です。

扱っているテーマが元々グローバルなテーマであることもあり、ゼミでは、世界的な水準の心理科学教育・研究を目指しています。ゼミ全体のテーマとしては、「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」、「社会的ステレオタイプ/文化的ステレオタイプ」、「ダイバーシティ」などをキーワードに据えています。オーソドックスな卒論テーマとしては、例えば「在日中華系留学生の異文化適応に関する調査」といったようなタイトルが代表的なものとなりますが、卒論テーマとしては幅広くテーマを設定していて、下記のような卒業論文タイトルが一般的なものです。

・「伝統的女性と非伝統的女性への偏見・ステレオタイプ」
・「大学生の文化的自己観の理想と現実のズレとソーシャル・スキル」
・「女子大学生における対人関係と生きがいとの関連について」
・「有能感タイプ別の自己開示および自己呈示とコミュニケーションスキルとの関連性」

特にここ数年は、企業や職場組織、あるいは大学等の教育・研究機関におけるダイバーシティ推進や、ワーク・ライフ・バランスに貢献できることを目標に据えて、教員とゼミ生が日々ともに学び、研究活動に取り組んでいます。

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