02interview

“わたしたち”

20180327

日韓文化交流の架け橋として

文学部

日本語日本文学科2012年度卒

藤本 紗織さん

私が高校生の頃、韓国のK-POPが日本でブームになりました。アイドルグループをはじめとした多様なアーティスト達が、日本国内に新たな韓国文化を広め、文化交流の道を作っていく様子を目の当たりにしたことが、韓国語を学びたいと思ったきっかけです。

文学部日本語日本文学科入学後、韓国語のインテンシブ・コースを選択し、韓国語を集中的に学びました。フェリスは語学の授業が充実しており、さらに自分の関心のある他学部・他学科の授業も選択することができます。専攻以外にも様々なことを学びたいと思っていた自分にはぴったりの環境でした。小規模大学ならではのアットホームさも良い点で、進路選択に悩む私の相談に先生や先輩方が本当に温かく応じてくれたことが今でも印象に残っています。

また、留学制度が充実していたため、語学の先生方のサポートを受けて、大学3年時には韓国に半年間、認定留学をしました。この時、韓国語を習得するだけでなく、将来、その語学力をどう活かしていきたいか、徹底的に考えた経験が今の自分のキャリアに繋がっていると感じています。

元々エンタテインメント業界に関心が強かったこともあり、卒業後は語学力をその業界で活かしていきたいと、韓国のエンタテイメント会社に入社しました。その後、広告会社等で経験を積み、現在は個人で韓国アーティスト・K-POPアイドル・韓国ミュージカル俳優などの日本国内におけるPR、通訳業務を行っています。

一方で、自国そして韓国の文化を海外に向けて発信するため、韓国のマネジメント会社に所属し、文化外交官としての活動にも力を入れています。最近では2018平昌冬季オリンピック大会及び冬季パラリンピック大会の広報大使日本代表として、現地からも大会のPRを行いました。日本代表選手の方々にお会いしたり、スポーツを通して熱くなり感動し、限界に挑戦する姿を肌で感じることができ、貴重な経験となりました。また、パラリンピックの聖火リレーの走者として参加できたことも本当に光栄でした。今後は韓国観光協会(KTA)グローバル広報大使日本代表そして第33回韓国国際観光展(KOTFA)グローバル広報大使日本代表として、両国間の観光の活性化のためにも精力的に活動する予定です。

これからもより多くの日韓の人たちがお互いの文化を今よりもっと身近に感じられるよう、様々な情報発信を行い、日韓文化交流の架け橋となれるよう、多くの経験を通し成長していきたいと考えています。

2018平昌冬季オリンピック聖火ランナー走者イベントにて
2018平昌冬季オリンピック大会閉会式にて
Fm yokohamaに出演

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