01from ferris to you

“おたより”

20170801

2017年度英文学会定期総会の報告~会の活動を支える学生役員の活躍~

先日、6月26日月曜の昼休みに英文学会の2017年度定期総会が開催され、昨年度の活動内容や今後の計画・方針に関する報告と新メンバーの学生役員の紹介がありました。「英文学会」は文学部英語英米文学科と大学院人文科学研究科英文学専攻に所属する学生・院生と教員で構成される組織で、毎年、副会長をはじめ学生役員たちが主体となり、会報誌の企画・編集・発行や講演会の企画・運営の仕事を行っています。

会報誌編集係の役員は掲載記事の企画・編成を担当し、記事の執筆依頼、関係する写真の撮影・収集、および編集・校正を行います。月2回ほど、昼休みにミーティングを開き、会報誌『あんぐりあ』のために集めた原稿や写真の配置、テーマカラーについて話し合います。また、後期には学科の先生方や卒業した先輩のインタビュー記事を掲載する冊子『Sympónia』を発行する予定で、目下、それに向け準備中です。そして、年度最後の仕事には、各4年生ゼミのすぐれた卒業論文を紹介する『英文学会会誌』の発刊作業が控えています。

また、講演会係は11月の定期講演会の開催に向け、特に本学科の学生に関心が高く、しかも学生にとって役立ちそうな分野のゲスト講師を探します。顧問をはじめとする先生方にアドバイスをいただきながら企画書を作成し、民間企業や芸能事務所に講演者の依頼を行います。その際、文学部共同研究室の電話機を使うのですが、1年生役員は「固定電話を使うのは久しぶり!」、「すっごく緊張する!」と言いながら、話すべき内容のメモを作っては、仲間と話す練習を何度もしたうえで慎重に電話をかけていました。一方、2年生役員は昨年、同様の仕事を担当した経験もあり、また授業を通じてプレゼンに比較的、慣れているためか、外部の方への説明や会話のやり取りも落ち着いて進めているようでした。すぐに講演者招聘の希望に応じてもらえるわけではありませんが、少なくとも前期中に今年度の企画にふさわしいゲストが見つかり、告知ポスターやチラシ作りに取りかかることが目標です。

このように、本学には学生たちが中心となって作成する会報誌や、ゲスト出演依頼交渉の段階から学生たちが苦心して実現させる講演会もあるのです。

文学部英語英米文学科教授 中川正紀
文学部共同研究室 副手I.H.

scroll to top