02interview

“わたしたち”

20170420

聖歌隊での活動をとおして

音楽学部

演奏学科 2016年度入学

M・Tさん

母校の音楽の先生が聖歌隊musica sacraのOGで以前から話を聞いていて興味があったこと、また、私自身キリスト教の中学校・高等学校で6年間合唱部に所属していて宗教曲を歌う機会が少なからずあり、大学に入学してもこれまでと同じように皆で楽しく歌える場があれば参加したいと思っていたことから、聖歌隊の活動に参加しました。

1年間聖歌隊のメンバーとして活動してきて、想像していた以上に発表の場があることを嬉しく思っています。部員が少ないので個人の声が本当に大切で、少しでも声質や音程のズレがあると大合唱よりも目立ってしまいます。時には落ち込んだり、気分が沈んでいる日もありますが、皆で歌う時は悩みを忘れて、心を一つにすることが大切だと感じています。

アドヴェント夕礼拝での活動

チャペルでの練習や礼拝での奉仕などもあって、以前よりも賛美するということを意識するようになりました。2017年3月には、神戸へ演奏旅行に行かせていただき、その時に一緒にコンサートをしてくださった神戸国際大学の先生が示してくださった聖書のみ言葉「主よ、お話ください。僕(しもべ)は聞いております」(サムエル記3章9節)がとても心に残りました。私は賛美に関連する箇所として詩編100編「全地よ、主にむかって喜びの叫びをあげよ」という箇所を大事に思っていましたが、賛美というものは、歌の訓練だけでなく、まずみ言葉を“聴く”ことが大切なのだと改めて感じることができました。

緑園キャンパスのチャペル

将来の夢はまだ明確には決まっていませんが、音楽にはずっと携わっていきたいと考えています。私は声楽を専攻しているので、歌の技術を高めたいという気持ちはいつもありますが、それだけでなく、聖歌隊の活動をすることで他学部の学生と交流でき、音楽は誰からも愛される身近なものだと感じました。自分一人では行うことのできない礼拝での奉仕やコンサートなどとても貴重な体験もできます。独唱、合唱ともに学ぶうえではキリスト教は絶対に欠かせないことですし、聖歌隊でたくさんの宗教曲を歌えることはフェリスならではだとも思っています。将来への道が開けるように、聖歌隊での活動の一つひとつも誠実におこなっていきたいです。

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